大学3年の冬休みの事です。当時,日本大学法学部法律学科に在学していた私は正月休みにテレビで「箱根駅伝」を見るのが冬休みの楽しみでした。
高校から日大の付属だったこともあり,母校愛が強い学生でした。
それでは,御覧いただきたいと思います。
1月3日(日)
我らが日大の駅伝チームがシード落ちしてしまった。昨日の往路は2区でG・ダニエル選手(国際関係・4年)が13位から2位まで順位を上げたが,3区で山梨学院大学のコスマス選手に抜かれるも一桁順位で快走。しかし,5区で「山の神童」こと柏原竜二選手(東洋大・2年)に抜かれ,芦ノ湖フィニッシュでは13位となった。加えて,芦ノ湖で首位の東洋大と10分以上の時間差が生じたために復路が「一斉スタート(8時10分)」となった。こうなると,回復運転もやりにくい。
総合成績では東洋大が優勝したほか,青山学院大学が41年ぶりにシード権を獲得。「平成の王者」駒澤大学も2位で大手町の復路フィニッシュテープを切るなど,大会全体としては面白いレースであった。
しかし,我が母校の日大がシード落ちしてしまったことは残念である。
思うに,日大は5区「山登り」に強い選手が不足していると考えられる。それと,ダニエルやベンジャミンといった外国人選手の起用区間も再考を要する。今回のレースでは,山梨学院大学が3区でコスマス選手を起用して3位という好成績を出した。日大もダニエル選手を4区,或いは5区に起用すれば良かったのかもしれない。そうすることで,東洋大の柏原竜二選手とどこまで戦えるかという点も見てみたかった。今回は「出雲」,「全日本」(熱田〔愛知県名古屋市〕~伊勢〔三重県伊勢市〕)で勝って,「箱根」でも大勝利するかと思っていたから,実に残念である。
とにかく,日大は敗因分析をシッカリと行い,10月の予選会を無事に突破し,箱根路へ帰ってきてもらいたいものである。
以上,私が大学3年の冬休みに自宅のテレビで観戦した「箱根駅伝」の感想でした。