「伝統横濱スカーフ」記事5本のあとは,当ブログのメインジャンルである鉄道記事を書いていきたいと思います。今回のテーマはJR東日本の発車標です。 

 

町田駅 3番線

横浜線 各停 東神奈川行き

2021/03/15撮影

 3番線は通常,上部に表記の通り「橋本・八王子方面」の下り列車が発着しています。当該列車は撮影当時,町田駅始発の東神奈川行きとしてから発車していました。現在は2番線(新横浜・東神奈川方面)から発車しており,この

方面表示と行先のバグは解消されています。

 

長津田駅 2番線

横浜線・根岸線直通 桜木町行き 

横浜線 東神奈川行き

2025/03/15撮影

 この表示では,行先の左横が種別欄であるところ,路線名との交互表示になっています。横浜線は東神奈川が起終点ですが,同駅から二駅先の桜木町,ラッシュ時間帯には根岸線の磯子・大船方面へ乗り入れる列車もあることから,このような表示がなされています。

 

小田原駅 改札口

「湘南新宿ライン」専用発車標

特別快速 高崎行き

2022/03/16撮影

 JR東日本は路線に愛称名を付ける傾向が強く,「湘南新宿ライン」もその一つです。「湘南新宿ライン」は東海道本線の旅客線と貨物支線(品鶴線),山手貨物線,東北本線の貨物線と旅客線を通り,宇都宮や高崎へ直通する列車の運行系統に付けられた愛称名です。

 

小田原駅 改札口

東海道線 上り列車発車標(4段表示)

上野東京ライン 普通 籠原行き

上野東京ライン 普通 宇都宮行き

上野東京ライン 普通 高崎行き

湘南新宿ライン 特別快速 高崎行き

2022/03/16撮影

 4本の列車を表示できる発車標は壮観です。

表示される行先も籠原,高崎,宇都宮と北関東の駅名がズラリと並んでいます。1990年代までは考えられなかった表示です。

 「上野東京ライン」は,東京駅と上野駅をつないで東海道本線と東北本線・高崎線,常磐線を直通する列車運行系統に付けられた愛称名です。

 

熱海駅 4番線

東海道線

特急「踊り子8号」 東京行き

2023/11/30撮影

 熱海駅では,特急列車の案内表示で列車名の横に当該列車の充当車両のイラストが表示されるという可愛いくて分かりやすい表示がなされています。

 

会津若松駅 1番線

磐越西線

普通 郡山行き

快速 郡山行き

2020/11/26撮影

 こちらは磐越西線のシンプルな発車標です。濃い茶色のラインカラーは城下町である会津若松をイメージしたものでしょうか。単線交流電化の路線でありながら,快速列車が運行されているのが特徴です。

 

宇都宮駅 改札内

宇都宮線(東北線)

上野東京ライン 熱海行き

宇都宮線 上野行き

2021/06/20撮影

 JR東日本における路線名の愛称名として最も知られているのは「宇都宮線」かと思います。

 これは東北本線の黒磯以南(当時の上野~宇都宮~黒磯間)に付けられた愛称名です。発車標の方面表示には「宇都宮線(東北線)」と書いてあります。『JR時刻表』では「東北本線(東京­-上野-黒磯) (愛称)宇都宮線(東京-黒磯)」となっています。「東北本線」と聞けば,郡山・福島・仙台・盛岡・青森方面と東京を結ぶ大幹線をイメージし,かつて夜行列車が頻繁に運行されていた時代を懐かしむ方も数多くいらっしゃると思います。

 今は首都圏の通勤通学輸送と東北地方の地域輸送で役割分担がなされていることから,黒磯以南に「宇都宮線」という愛称名のほうが馴染みやすいのかな?と思う反面,正式な路線名である「東北本線」が首都圏で死語になってしまうのでは?と考えてしまうこともあります(←大袈裟)。

 

桜木町駅 3番線
横浜線 各停 八王子行き
横浜線 快速 八王子行き
2025/05/21撮影
 昨日の「伝統横濱スカーフMarca」の帰りに撮った発車標です。黄緑色とオレンジ色(+赤色)によるLED発車標は,これまでにJR東日本で多数見られました。この発車標では,従来オレンジ色で表示していた部分を白色に,黄緑色で表示していた部分を青緑色で表示しています。なかなか見やすいと思いました。
 

桜木町駅 4番線

京浜東北線 各停 南浦和行き

京浜東北線 各停 大宮行き

2025/05/21撮影