皆さん,こんばんは。

本日は1988年3月ダイヤ改正の時刻表を使って妄想旅行をしてみたいと思います。この年は青函トンネルと瀬戸大橋が開通するという日本の鉄道史における大きな節目になりました。

 

 今回の旅の主人公に関するキャラ設定は,以下の通りです。

・神奈川県伊勢原市在住(アパートで一人暮らし)

・伊勢原市内の大学病院で看護助手として勤務している

・シフト制勤務のため,土休日の勤務もある(その裏返しとして平日に休みが入ることもある)。

・2泊3日の旅程(公休2日間+年次有給休暇2日間のうち,初日から3日間を旅程に充当。)

 

 【第1日目】 月曜日

①伊勢原(06:15)→小田原(06:52)

 小田急線

 各停 小田原行き

  この列車は新宿駅を05:00に発車する列車で,終点の小田原には06:52に到着します。当時のホーム有効長から20メートル級4つドアの6両編成で運行されていたと思われます。

 

②小田原(07:18)→静岡(09:02)

 東海道線

 普通列車 静岡行き

  小田原駅では26分の待ち合わせで東海道線普通列車の静岡行きに乗り換えです。この間にトイレを済ませて,売店でお茶の1本でも買っておくことにします。この区間は朝のラッシュ時間帯に当たるので,車内は混雑していました。興津駅を発車する頃に混雑は解消してきました。約1時間40分の乗車で静岡駅に到着しました。

③静岡(09:20)→浜松(10:27)

 東海道線

 普通列車 浜松行き

  静岡駅では18分の待ち合わせで,当駅始発の普通列車・浜松行きに乗車できました。ボックスシートに座り,沿線の車窓を楽しみながらお茶を飲んでいました。

〔浜松駅にて〕

 浜松駅から11:30発の快速列車(大垣行き)に乗ることにして,それまでの間は行き交う列車を撮影して,11時過ぎに弁当店で「うなぎ飯」弁当を買い,列車の到着を待つことにしました。

④浜松(11:30)→名古屋(13:00)

 東海道線

 快速 大垣行き

  浜松からは快速列車の大垣行きに乗って1時間半の列車旅です。発車時刻が11:30ということもあって,車内で昼食を取ることにします。浜松駅で買った「うなぎ飯」弁当を食べることに。タレの染み込んだ御飯と柔らかく焼き上げられたうなぎが美味しくて,箸が進みます。お弁当と一緒に買ったお茶も美味しかったです。快速列車に充当されていたのは117系で,2扉・転換クロスシートという豪華な内装が特徴です。浜松から名古屋まで直通の列車ということもあって,車内は豊橋までの各駅に停車していく間に混雑してきました。

 停車駅は,次の通りです。

浜松~豊橋間の各駅,三河三谷,蒲郡,岡崎,安城,刈谷,大府,共和,熱田,名古屋,尾張一宮,岐阜,穂積,大垣。

 名古屋駅到着後,列車の写真を撮ること約1時間半。14時半を過ぎたところで改札を出て,キヨスクで土産物を購入。職場用と自分用,それぞれ名古屋名物の菓子を購入し,自宅宛に発送してもらいました。職場への土産は休み明けの出勤時に責任者へ渡して,メンバー全員に配布してもらうことにします。

 名古屋駅では,特急「ひだ5号」飛騨古川行き急行「のりくら3号」富山行き(高山本線経由)普通列車(美濃赤坂行き,大垣行き,米原行き,関ヶ原行き),快速列車(大垣行き),特急「しらさぎ7号」富山行き(北陸本線経由)を撮りました。

 15時過ぎに名古屋駅「太閤通口」すぐの「名古屋フラワーホテル」チェックインして,しばしの休息を取ることにしました。

 夕食はホテルの近くにある居酒屋で名古屋名物の海老フライ,味噌串カツ,天むすを食べました。

 

【第2日目】 火曜日

 ①名古屋(07:00)→多治見(07:24)

 中央本線

 特急「しなの1号」 長野行き

 名古屋旅2日目は,まず中央本線の特急「しなの」からスタートします。多治見までの24分という短い時間ですが,特急列車の旅を楽しみました。

 ②多治見(08:19)→美濃太田(08:49)

  太多線

  普通列車 美濃太田行き

  多治見駅では55分の待ち合わせで太多線の美濃太田行きに乗り換えられました。この間,中央本線の列車を撮影しました。

 ③美濃太田(09:21)→岐阜(10:04)

  高山本線

  普通列車 岐阜行き

 美濃太田駅では32分の待ち合わせで高山本線の岐阜行きに乗り換えられました。太多線,高山本線ともに非電化路線のため,気動車による運行です。

 ④岐阜(10:17)→名古屋(10:38)

  東海道線

  快速 浜松行き

 岐阜駅では13分の待ち合わせで東海道線の快速列車(浜松行き)に乗り換えられました。名古屋駅では,ホーム上のきしめん屋さんできしめんを食べて昼食としました。名古屋駅の「駅きしめん」は昭和36年に始まったものです。魚介系の出汁と醤油の旨味が効いた汁と喉越しの良い麺が実に美味しいです。

  ⑤名古屋(11:55)→熱田(12:00)

  東海道線

  普通列車 岡崎行き

 昼食後,東海道線の普通列車に乗って隣の熱田駅へ。

熱田神宮を参拝してきました。首都圏だと明治神宮が有名な神社ですが,名古屋へ来たら熱田神宮を参拝して神の御加護を得ようということです。

 ⑥熱田(13:52)→名古屋(13:57)

  東海道線

  普通列車 米原行き

 熱田神宮参拝を終えて名古屋駅へ戻り,一旦ホテルに戻って一休み。

二日目の夕食は地下街「エスカ」にある店で味噌カツ定食を食べました。

 

【第3日目】 水曜日

 ①名古屋(06:43)→米原(08:05)

  東海道線

  普通列車 米原行き

 せっかくなので,東海道線を米原まで乗り通してみようと思い,米原行きに乗車。岐阜,大垣を経由して関ヶ原を超えて,滋賀県の米原駅まで約1時間半の列車旅。東海道線が偉大なる幹線であることを思い知らされました。米原駅から先はJR西日本の管轄となり,姫路方面へ向かう列車が発着していました。

 ②米原(08:41)→名古屋(10:05)

    東海道線・中央本線直通

    普通列車 瑞浪行き(名古屋から快速

    東海道線を米原まで乗り通すというミッションを終えて,帰りは中央本線直通の瑞浪行きに乗車。当時のJR東海は広範囲な車両運用をしていたのですね。

 名古屋駅で最後の撮り納めとばかりに,片っ端から列車を撮りまくりました。12:30頃まで撮り続け,持ち込んだフィルムが底をついたところで終了しました。

 その後,13:00~15:00頃まで地下街「エスカ」の中にある「風来坊」で手羽先や「ターザン焼き」などの鶏料理で酒を飲みまくり,東海道新幹線「こだま440号」で小田原に出て,小田原から小田急線で伊勢原に戻り,自宅に帰りました。明日は写真屋さんにフィルムを提出して現像を依頼しよう。