皆さん，こんばんは。
「昔の時刻表」記事，続いては浜松駅にスポットを当てていきます。
今回は，1964年10月ダイヤ改正時における東海道線下り普通列車の発車時刻です。
それでは，中身に入っていきます。
〔4時〕 大阪08(※1)
〔5時〕
〔6時〕 ●米原06 ●大垣38
〔7時〕 名古屋14 米原34
〔8時〕 ●豊橋26
〔9時〕 米原05 豊橋31
〔10時〕 ●豊橋18 名古屋48
〔11時〕
〔12時〕 米原26
〔13時〕 ●京都21（※2）
〔14時〕 豊橋22
〔15時〕 豊橋30
〔16時〕 ●米原19
〔17時〕 豊橋01 米原39
〔18時〕 名古屋02（※3） 豊橋48
〔19時〕 岡崎26 大垣48
〔20時〕 豊橋16
〔21時〕 姫路04（※4）
〔22時〕 豊橋49
〔記号説明〕
●・・・当駅始発
※1・・・客車列車（停車駅：愛知御津までの各駅・三河三谷～大府の各駅・大高～京都の各駅・大阪）
※2・・・客車列車（停車駅：愛知御津までの各駅・三河三谷～京都の各駅）
※3・・・客車列車（停車駅：愛知御津までの各駅・三河三谷～名古屋の各駅）
※4・・・夜行客車列車（山陽本線直通 停車駅：愛知御津までの各駅・三河三谷～大府の各駅・大高～岐阜の各駅・大垣・米原～京都の各駅・大阪・三宮・神戸・兵庫・須磨・明石・大久保・土山・加古川～姫路の各駅）
東海道新幹線開業直後の1964年10月，浜松駅を発車する東海道線下り普通列車の行先は近い順に豊橋，岡崎，名古屋，大垣,米原，京都,大阪，姫路と多岐にわたります。
朝4時台の大阪行きと夜21時台の姫路行きは，東京から直通の夜行列車です。
浜松始発の列車は次の通りです。
米原行き（06：06発，16：19発）
大垣行き（06：38発）
豊橋行き（08：26発，10：18発）
京都行き（13：21発）
夜行を除いた浜松始発以外の列車の発駅と内訳は，以下の通りです。
07：14 名古屋行き（静岡05：40発）
07：34 米原行き（静岡06：06発）
09：05 米原行き（沼津06：18発）
09：31 豊橋行き（沼津06：47発）
10：48 名古屋行き（東京05：20発）
12：26 米原行き（沼津09：04発）
14：22 豊橋行き（沼津11：42発）
15：30 豊橋行き（東京09：42発）
17：01 豊橋行き（静岡15：29発）
17：39 米原行き（静岡16：01発）
18：02 名古屋行き（東京11：30発）
18：48 豊橋行き（沼津15：33発）
19：26 岡崎行き（沼津16：10発）
19：48 大垣行き（東京13：34発）
20：16 豊橋行き（沼津17：13発）
22：49 豊橋行き（東京18：36発 準急「はまな2号」から種別変更）
【東京発】
名古屋行き2本，大垣行き1本，豊橋行き2本（うち1本は準急から種別変更）
【沼津発】
米原行き2本，豊橋行き4本，岡崎行き1本
【静岡発】
米原行き2本，名古屋行き1本，豊橋行き1本
こうやって書き出してみると,当時の東海道線では普通列車の運行範囲が長大であったことを改めて思い知らされます。
〔参照〕
『時刻表完全復刻版 1964年10月号』（JTBパブリッシング・2019年10月）
【次回予告】
「1967年10月 浜松駅発・東海道線下り普通列車」