AVIREXの商品を語る記事、第2回目はフライトジャケット「MA-1 COMMERCIAL」について書いていきたいと思います。
「MA-1」はフライトジャケットの中でインターミディエイトゾーンと言われる温度帯(−10℃〜10℃)で着用されるものです。飛行任務中の防寒対策と狭い機内での操作性を両立する必要性から生まれました。
ナイロン製・中綿入りのフライトジャケットは先代モデル「B−15」系列のうち,「Bー15B」と「Bー15C」が該当します。「Bー15」系列にはモコモコとしたボア襟がありました。見るからに暖かそうですが,酸素マスクと大型化したヘルメットの装着によって狭い機内での操作性が損なわれる懸念があり,改良型の登場が望まれました。
そこでBー15系列の最終モデルとして登場したBー15Dをベースにボア襟が削除された仕様として「MA-1」が誕生しました。
前置きが長くなりましたが,写真を交えて「MA-1 COMMERCIAL」の御紹介に移りたいと思います。
【1】

【2】
最初の2枚(【1】・【2】)はグレーのパーカーと重ねて、パーカーの紐を左右まとめてネクタイ状に結んだところで前面と後面を撮ったものです。
昨年度の秋冬モデルとして販売されていた商品で、色展開はセージグリーン,ブラック,シルバー,エンジ,タンの5色展開でした。その中から私はシルバーを選びました。パーカーのグレーと似た系統の色で,コーデとしてまとまりが良いと考えてシルバーを選びました。

【3】

【4】

【5】
【3】〜【5】の画像は「伝統横濱スカーフ」の「蹄鉄とステッキ」(88✕180cm)を少しずつ巻き方・結び方を変えて組み合わせたものです。スカーフの色は周囲が紺色で中が濃い目の水色,名前にもある「蹄鉄とステッキ」が金色で描かれています。
【3】ではスカーフをパーカーのフード下に巻いて「セーラー巻き」をしています。セーラースカーフの巻き方としては最もお馴染みのスタイルです。
【4】ではスカーフをパーカーのフード上に被せています。フード上で余った部分をフードの内側に納めるとともに,肩の上に出ている紺色の縁をハッキリと出しています。フード上,結び目の下のタイ部分,ともに縁の紺色,馬具の金色,中面の濃い水色が織り成す配色美に感動しました。
【5】ではスカーフの縁(紺色部分)をフード上の外側に少し被せつつ,中面(濃い水色に金色の馬具)を胸部に向かって引き出しています。これにより,大きなドレープが出来ます。パーカーのフードに沿って紺色がキリッとアクセントカラーになっています。濃い水色と金色の馬具から成る中面を使ったドレープは優雅に見えます。
フライトジャケットとパーカー,スカーフを組み合わせることで,ゴツゴツとしたアメカジコーデに優雅な雰囲気や可愛い雰囲気などをプラスすることができます。