●自民党総裁選は高市早苗氏の勝利で終わった。

へずまりゅう氏が排除の標的として拡散し、

高市氏が利用した

奈良の「外国人による鹿蹴り上げ騒動」で

攻撃の対象となったのは、

外国人ではなく、日本人だった。

 

ただ、テレビのインタビューで正直に

「鹿が虐待されるのを見たことがない」と言ったことが

理想の共同体を作ろうとする者の逆鱗に触れた。

「鹿は外国人によって虐待されていなければならない」

とする側からすれば、

こいつは排除されるべき「非国民」だということなのだろう。

 

多くの「非国民バスターズ」が

排除対象者を探し出して吊るし上げようとしている。

気に入らない個人を徹底的に叩くことで

理想の共同体を作ろうというのか。

 

その矛先(ほこさき)は次に誰に向かうのか。

 

●ナチスの目指した理想の共同体は、

自分たちの理想から外れる存在を作って

共同体に属すべきではないとした人たちを

徹底的に差別し迫害し排除し殺害した。

ユダヤ人、同性愛者、障がい者 etc.

 

理想の共同体はできたか。

 

●自分の発言によって無辜(むこ)の国民が

いわれなき迫害を受けているというのに

へずまりゅうと同レベルの、

ナチスの手口に学べと言った麻生氏の子飼いである

高市新総裁はどういう国を目指すのか。

安倍の後継者として 「美しい国」 を理想の共同体にしようと

何を始めるのか。

 

私たちはうんと警戒した方がいい。           ◢