●12月議会での阿部の一般質問 (その1)

 

Q 原子力災害についての村の避難計画で、

被曝線量が年間1ミリシーベルトを超えたら、

バスの手配はどうなるか?

茨城県とバス協会が11月11日に結んだ協定では、

1ミリシーベルト未満で避難用バスを出すとしている。

これは言い換えれば、

1ミリシーベルトを超えるとバスを出さないということ。

しかし屋内退避者がバス避難を必要とする事故の場合、

優に1ミリシーベルトを超えてしまう。

そうするとバスは来ないが。

 

A 1ミリシーベルトを超える場合は、

県から自衛隊などの実働機関に協力を要請する。

 

●さて、だったらバス協会との協定はどういう意味があるのだろうか。

実際は初めから自衛隊に頼むことになるのではないか。

でも自衛隊員なら被曝してもいいとは言えないだろうに。

それに、自衛隊には避難用バスも福祉車両もない。

運転手だけ自衛隊員ということか。

(福祉車両台数ゼロの件についてはのちほど別に)

 

●大井川知事は、少し前までは、

1ミリシーベルト以上は民間人に被曝させられないため、

民間人の運転手に出動は頼めない、

バス協会との協定は困難だ、と言っていた。

なぜ今回は、協定を意味あるものとしたのだろう。  

 

●一般質問の内容を何回かに分けて紹介していきます。 ◢