●茨城県が原子力施設での事故時の住民避難について
県バス協会と協定を結んだ、と報道された。
一般の人の年間被曝量限度とされる1ミリシーベルト以下の場合は
1700台の要請ができるという協定。
しかし、バス避難が必要となる過酷事故で
1ミリシーベルト以下はありえないだろう。
●これは、バスの確保ができたことにして、
再稼働の条件が一つクリアできたというインチキ。
実際の事故では、被曝量は1ミリシーベルトを軽く超えるだろう。
そうなればバスは出動しない。つまりバス確保はインチキ。
避難対象者は17万人にすぎないというインチキも
既成事実になっている。
●必要なバスの台数は、17万人で出すのか。92万人で出すのか。
ここにもインチキが入り込むだろう。
県の検証委員会はまじめに取り組むだろうか。
●課題は解決できていないのに、あたかも解決できたように装って、
再稼働に猛進していく怖さ。
このぶんだと、近々、
県外の避難先も確保できたなどと発表されるのではないか。 ◢