●東電は新潟県に1千億円規模の資金拠出の方針を打ち出した。
柏崎刈羽原発の再稼働に向けて
地元同意を引き出すための露骨な懐柔策。
7割の県民は再稼働を心配し、東電に不信感を持っているので、
カネで釣るのか。
●東電の安全軽視の企業風土は直らない。
2002年に福島第1と第2、柏崎刈羽の3原発で
悪質なトラブル隠しが発覚。
東日本大震災では十分な津波対策を取らずに福島事故を起こし、
その反省を経たはずの21年には、
柏崎刈羽で社員が他人のIDカードを使って
中央制御室に不正入室するなどのテロ対策不備が判明した。
●県民が、東電は原発事業者としての適格性を欠くとみるのは当然。
再稼働に厳しくない花角知事はどう出るか。
(参考:25年10月23日 東京新聞 社説)
●新潟県の「緊急時対応」には、豪雪対策などない。
実効性のないことを自ら認めている。
住民の安全に配慮するというのはタテマエ。
東電はただ再稼働をしたいだけ。 ◢