●避難時の移動手段が万が一確保できたとして、
寝たきりや高齢者・有病者は安全な移動手段がない、
長時間の移動に耐えられる体力がない、
移動中や移動先で体調を維持できない人がいる、
ペットや家畜を置き去りにできない、
避難先でお荷物になりたくない、
穏やかに死にたい、
家を離れるのは不安だ、
だから避難の選択肢が自分にはない。
それのどこがいけないの。
●元気な人は強気なので、
わがままだ、自分勝手だ、こんな奴はほっとけ、と否定されそう。
でも、なんでそんな目に遭わなければならないの。
戦時中、沖縄が犠牲になったように、
原発立地自治体の住民は、「日本のエネルギー安定供給」のために
犠牲になれというのか。
犠牲はやむを得ないことなのか。
●改めて問いますよ。
原発が危ないから動かさないでくれというのは、
原発関連で働く人を否定するわがままなの?
いざというとき逃げられない人が、
恐いから動かさないでと言うのは、身勝手なの?
そうじゃない。
ただ、当然のことを要求しているにすぎないでしょ。
いやなら東海村から出ていけばいい
原発があることを知って住んでいるのだから原発を否定するな
こういった「健全な」 いや、マッチョな多数者が少数者(弱者)を叩く、
マチズモ丸出し。
ここに何の救いがある。
山田村長が村民の声を聞くために「自分ごと化会議」を数年前に開いた。
そこでそういうヘイト発言が出た。
ファシリテーターは、発言をスルーした。
こんな会議、まともか。
あほくさ、と私は思った。
山田修氏は少数者を無視しながら、どんな村をつくりたいんだ。 ◢