●12月23日、高萩市が「広域避難計画」を策定したと発表。

避難対象者は約26,000人。バスは64台必要だとする。

 

●それにしても、事故が起こったらまず屋内退避、放射性物質が放出されてから北へ逃げる、という方針に、どれだけの人が従うだろうか。

放射能プルーム(下記)が北へ吹いてきたら、

先に避難中の日立市からの車で大渋滞のまさにその中を逃げることになる。

単純に考えても車は進まないだろう。

 

山道や常磐道が土砂崩れなどで渋滞したら、

避難道路は国道6号の1本しか残っていない。

そこに311の時のように津波でも来たら、もう動けない。

 

さて対策はそこまで考えられているのだろうか。 

それらは 「今後の検討課題」だとしている。 

要するに先送りしているだけ。 解決の見込みは、 ない。           

 

●参考 環境省ホームページから

 

原子力施設で緊急事態が発生し、気体状の放射性物質が漏れると、

放射性雲(プルーム)と呼ばれる状態で大気中を流れていきます。

この放射性雲には放射性希ガスや、放射性ヨウ素及び放射性セシウム等のエアロゾル(微小な液滴や粒子)が含まれています。

放射性雲が上空を通過する間、その付近の人は 雲中の放射性物質からの放射線により外部被ばくを受けます。

また、放射性雲中の放射性物質を吸入すると、内部被ばくを受けます。

放射性希ガス(クリプトン、キセノン)は、地面に沈着せず、

呼吸により体内に取り込まれても体内にとどまることはありません。

しかし、放射性ヨウ素や放射性セシウム等のエアロゾルは、

放射性雲が通過する間に少しずつ落ちてきて、

地表面や植物等に沈着します。

このため、通過後も 沈着した放射性物質からの外部被ばくがあるほか、汚染された飲料水や食物を摂取すると、

内部被ばくを受けることになります。               ◢