こんにちは、Irisです。

 

 

今回は前回の記事の続きになります。

 

長らくお付き合いいただきました

忘れられない恋のお話しも今回で一区切り。

 

 

前回は相性図で複合アスペクトができる時に

ふたりの間でどのように影響を与えうるのかを

記しました。

 

そして今回は、複合アスペクトの恋について

私の過去のお話をさせていただこうと

思います。

 

 

自分語りを盛大にいたしますが

よろしければ最後までお読みいただけ

ましたらうれしいですデレデレ気づき

 

(ひらめき電球:今回はいつにも増して記事が長いです)

 

前回はこちら

 

 

 

忘れられない恋(つづき)



⑥複合アスペクトで紡ぐ恋-2
この前の記事では、複合アスペクトの中で下記の3つについて簡単にご説明しました。

・正三角形(グランドトライン)・四角形(グランドクロス、Tスクエア+一辺)・縦長の二等辺三角形(ヨッド)☆
☆そのほかにもご説明していませんでしたが、二等辺三角形の複合アスペクトには、
横長のTスクエア、縦長でもヨッドとは別にトールハンマー(神の拳)と呼ばれる複合アスペクトもありますデレデレ
(ちなみにいずれもハードアスペクトのくくりになります)


そして今回は、複合アスペクトの中で
カイトと呼ばれるアスペクトなどが絡んだ”忘れられない恋”について記していきます。

自分語りの前に少しだけカイトについてご説明します。

カイトとはグランドトラインのいずれかの頂点にオポジションが加わったものになります。
三角形の頂点から底辺の真ん中へ一本線が加わりますので、船の帆のような形、または相合傘マーク(昭和ニヒヒ)の上の部分のような形になります。
そしてオポジションが加わった両隣は60度という調和のアスペクトを取ります。
そんなオポジションが加わることで、グランドトラインの底辺を共有して小三角という複合アスペクトもできます。

これは何を意味するかというと、グランドトラインという同じエレメントで構成される正三角形は、発展的でポジティブなエネルギーをお互いに循環させますので居心地が良いアスペクトになるのですね。
お互いがお互いを肯定してくれている安心感がありますので、そこに緊張感はありません。
ですので、
自分たちだけが分かるジョークや身内ネタで盛り上がって楽しんでるのがグランドトラインなら、
自分たちだけの完結していた世界から外に向けても働きかけようとするのがカイトになります。
カイトにはグラトラの時には感じなかったちょっとした緊張感や圧迫感がありますが、これが現状を変える力へと変わっていきます。

ですので、
・身内ネタでウケるデレデレ:グランドトライン・周りの人にもウケる工夫をするちゅー:カイト
ということができるかもしれません虹

そんなカイトがどのようにして忘れられない恋に繋がっていったのか。



下記は20年近い過去の私の話になります。

(当時20代後半でしたので、年齢的には立派な成人かもしれませんが、精神的にはまだ中学生に毛が生えたレベル(なんか卑猥・・ニヒヒ)でしたので、大人の恋と呼べるかどうかは若干怪しいですがお読みいただければ幸いです)

・・・

「よかったらこれ、使ってください」

といって手渡されたポケットティッシュ。これが彼との出会いでした。

夜のお花見スポットでひとりベンチに座ってボロボロ泣いている私を不憫に思ったのか声をかけてきたのでした。
あの頃、仕事も体調も人間関係、なにもかもが絶不調で何をやっても空回りの日々。。

急に声をかけられて、はじめて自分が泣いていることに気付きながら、
”男子なのにポケットティッシュ持ってる!”
ということに感動していたら、

彼が私の隣に座り「何かあったんですか?」って聞いてきたのでした。
いつもなら「いえ、大丈夫です」と答えてその場を離れていただろう自分が、彼にこれまでのことを全部話していました。
ふんふんと横で聞いてくれるだけなのに、なぜか心地がよかったのを覚えています。
そしていつの間にかメールアドレスを交換してまた会う約束までしたのでした。(20歳くらいの大学生かと思ったら1学年下の社会人でした)

そこからほどなくして付き合いはじめたのですが、そこへ至る過程があまりに自然で、そうなることが予め決まっていたかのように不安や恐れが全くありませんでした。

このようにスムーズに関係が進むことは
私にとって生まれてはじめてのこと。

そんな彼は、きれい好きでお掃除が大好き、自分で弁当を作って職場に持参するようなわたしとは全然違うタイプで、
(もしもあの時子供がいたら、自ら率先して抱っこ紐で赤子を抱いてスーパーでお買い物したり、ベビーカーで保育園の送り迎えをするタイプだと思います)


あの時やさぐれていた私に対しても、
ちょっと風邪気味だといえばおかゆを持参し、仕事で落ち込むことがあれば、景色の良いカフェまで連れ出してくれ、
しまいには実家の私の部屋の整理整頓までしてくれる相手に、(これには両親も私に呆れてましたニヒヒ)わたしは荒んでいた心が徐々に癒えていくのを感じていました。

そんな彼は個人天体5つのうち3つが牡羊サイン。そして月が双子座で火星が魚座。
月と火星がスクエア関係でしたが、怒りやすいというより、怒りというものが分からないといった出方をしていたように思います。
とっさの瞬発力・反応力はありましたので、そこには牡羊座らしさを垣間見せます。

そんな彼と私のシナストリーチャートですが、ハードなメジャーアスペクトがほぼありません。(オポジションのみ)


そして私の太陽(海王星)・木星のトラインと彼の土星で形作る火エレメントのグランドトラインに、頂点となる私の木星と彼(と私)の冥王星がオポジションになっていて、カイトが出来上がります。
火エレメントのグラトラですので、ふたりで興味を抱いたことに関しては集中したり没頭する割に、飽きるのも割と早かったりもしました。(そのためさまざまな経験を得られました)

トラインの太陽・木星だけだと、よく言えばまずはやってみよう!のポジティブさ、でも別の視点から見ると、勢いに任せて広げっぱなし・・という部分がなくもありませんが、

そこに土星と手をつないでグランドトラインになることで、ただ広げるだけでなく、実行したり現実化させることにも意識が向かいやすくなります。

そしてそんなグランドトラインをカイトへと変身させる木星と冥王星のオポジション。
拡大発展の木星へ徹底性を表す冥王星が刺激しますので、成長することや豊かさにつながること対して徹底的に広げようとします。

また冥王星には根源的な欲求という意味も持ちますので、
それがお金に出ることがあれば人間関係に出ることもあれば働き方に出ることもあります。

私側から見たシナストリーでは9ハウス木星に3ハウス冥王星でしたので、学びに関わることに発展の鍵があったようです。

情熱を持てそうなこと(火エレメント)を実際にやってみて(土星)、拡大させ(木星)、いつのまにか人生の目的(太陽)になっていくという過程で、
やりすぎ傾向(木・冥王星)になりそうな時には現実的(土)かつ本来の自分らしさ(太)に引き戻してくれる・・というのがカイトっぽさになるかと思います。

そして私がこのカイトによって何を発展させようとしたかというと、

「まだ見ぬ場所(9h)で自分を成長させたい(木) まだ知らないこと(太・射手)を学びたい(3h) 経験したもの(12h)をさらに深めたい(9h) 揺るぎのない自分(4h・太)となるものを獲得 したい。 そしてその理想のために具現化(土星)をする」

具体的には、”別天地で、今よりも専門的な業種についてみたい”
というところに行きつきました。
これが私が上京して就職しようとした一つのきっかけとなったのでした。(ほかにもきっかけが重なりました)

おそらくグランドトラインだったら新しい習い事を始めたり、地元で転職するといった流れだったかもしれませんが、
カイトになることで、スケールが大きくなったり、環境をガラリと変える力を持つように感じます。
そしてカイト頂点のとなる木星をオポジション
で冥王星が刺激しますので、とくに強めに作用したようにも思います。


彼とは約2年という月日を共に過ごしました。

その間一度も険悪なムードになったことがなかったというのは、私の月と土星のオポジションを、月側と土星側の2方向から彼の天体(太・月)が調停してくれていたからというのも大きいかもしれません。

いつもなぜか自信がなくて不安定だった私を癒し、元気づけ、私って案外イケてるやん?と勘違いするくらい認めてくれた彼とは、
それら以外でも良好なアスペクトが多く、コンジャンクションも少なくないことに加えて、お互いの太陽にソフトに土星が絡み合っていましたので、
関係性の永続という面でも、結婚相手や何らかのパートナーとしてこれほど適した相手はいないのではという感じもします。

そして私のリリスに彼の太陽でしたので、性的な欲望というよりも、彼の人生(太陽)に私(リリス)を引き入れたかったように感じなくもありませんでした。

だからでしょうか、付き合いが半年を過ぎたあたりから、彼はことあるごとに、
「将来は〜」「子供ができたら〜」という言葉を自然に使っていたのですが、私はそれが自分に向けて語っていると思えず、どこか他人事・絵空事のようで、空返事ばかりを返していました。

そして何やらかんやら(肝心なところを端折りますニヒヒ)がありまして、私たちは別れることになったのでした。(原因は私のわがままです)

そんな時も彼は愚痴ひとつこぼさず、私を責めることなく、スーッと消えるように私の前から去っていったのでした。

自分がとても辛かった時期に、寄り添ってくれ、甘やかしてくれ、笑わせてくれた彼です。
冬の寒い朝にあたたかい毛布で包まれているような心地よさと安堵感を彼は与えてくれたのに、私は彼に何を与えられたのだろう・・


・・別れからこれだけ月日が経っても、相手のことを思い出すと、結婚という形で彼の望みに添うことができなかったことへの罪悪感と、
心の平穏という幸せな時間をくれたことへの深い感謝が同時に湧き上がるのでした。


これが私にとっての”忘れられない恋”になります。


ふたりで形づくる複合アスペクトには、その人の人生を変えるほどの力をたたえている場合があるかもしれません。

良いアスペクトだから相性がいい、そうじゃないから相性が悪い・・という次元にとどまらない、”ふたり”で作り上げていく複合アスペクトの世界は、
誰にも替えがきかないだけに、その相手のことは”忘れられない恋”のお相手になるのかもしれないと思うのでした。

・・・

自分語りが過ぎてしまいましたが、忘れられない恋についてこれまで記してまいりました。
ノード軸やリリス、バーテックス、12ハウス、海王星、そして複合アスペクトの恋。
これらに当てはまっていても、動き出さないこともあれば、トランジットなどによって小さなきっかけからガラリと運命の歯車が動き出すことだってあります。


あなたには忘れられない恋はありますか?

よろしければ、いつかこっそりその話を聞かせてくださいデレデレ

今後も恋愛や相性に関わることをお伝えしていけたらいいなと思います。


ありがとうございました虹