絵本「はなのすきなうし」 | Fellowship Riverのブログ

Fellowship Riverのブログ

思い出のある絵本や、素敵な絵本、またいろいろなジャンルのゴスペル音楽を紹介しています。実際に出会ったミュージシャンのコンサートを企画、制作も。普段は子育てにひと息ついた専業主婦。今は植物を育てることが楽しみ。

【本日の絵本】

はなのすきなうし(岩波こども文庫)   

 The Story of Ferdinand

おはなし    マンロー・リーフ    Text by Munro Leaf

絵    ロバート・ローソン        Illustrated by Robert Lawson

訳    光吉 夏弥(みつよし なつや)

Translated by Natsuya Mitsuyosi

 

 

 

これは、「ひとりで草の上に座って、

静かに花の匂いをかいでいるのが好きな牛さん」のお話です。

コルクの木の下の木陰が、お気に入りの場所

 

他の牛はといえば、とんだりはねたり、突きあったり・・・

将来は、「マドリードの闘牛場で華々しく闘ってみたい!」というのがみんなの夢。

 

お母さんは心配します、うちの子、大丈夫かな。

このセリフが面白くて、好きです。

「うしとはいうものの、よくもののわかったお母さんでしたので・・・好きなように・・・」

 

スペインの特産らしい「コルクの木」とか、「マドリードの闘牛場」とか、

日本に暮らしていると、馴染みのないモノがでてきてそれも新鮮。

 

実は、これ、友人がプレゼントしてくれた本。

他の子供たちと違う息子を、そのまま好きなようにさせておくお母さんが、

私とダブったと言ってくれました(笑)

 

「違う」というのは、学習スタイルです。

我が家は、ホームスクールで、少数派だったということ、を指してだそうです。

褒め言葉で、うれしかったですよウインク

 

「もののわかったお母さん」ではないけど、

この息子にギフト(才能や好きなこと)を与えたのは天の神さまなんだから、

きっと神さまが責任とって下さるでしょう、という思いでした

もちろん、心配や悩みもたくさんありましたけど・・・

 

さて、花の好きな牛、ふぇるじなんど(フェルディナンド)は、

好きなことを全うできたでしょうか?

 

優れた本がいっぱいの、岩波文庫。

是非、手にとってみて下さい

 

お皿が流しにたまっていても、床がかなり散らかっていても、

しばし、お子さんと絵本の世界を旅して、味わうのは、

一生ものの宝の時間です

実験済み(=体験済み)です

 

それではまた次回!