こんにちは♡ヘアサロン コッコロの山下藤花です。


写真は赤ちゃんの頃のわたしと、わたしを抱っこしてくれてる両祖父母です。


今日はおばあちゃんとの想い出を書きますね。




わたしがまだ若い時、もう美容師として働いていた時の話ですが

母方のおばあちゃんがあまり美容室まで行けなくなって、わたしがおばあちゃんちでやってあげるーって、出張したんですね。



でも、サロンとはやっぱり全然違って、ワゴンもなければ、シャンプー台も何もない。


サロンでしか働いてないと、

お家での美容の施術の不便さがとってもあり過ぎるくらいありました。


そして、ちゃんとやってあげられなかった。

知識も経験も無かった、、、悲しかったし、悔しかった想い出があります。


サロンは、美容師が動きやすいように、ちゃんと色々ある。それが当たり前でやっていたので、自宅で何もない所での美容の仕事は、当時のわたしには、無理だったんです、、、



また、もう1人の父方のおばあちゃんとの想い出は、
おばあちゃんが癌で入院していた時、
お見舞いに行ったんですけど、
そのお部屋は、確かにおばあちゃんのいるはずの病室なんですけど、

ドアを開けてお部屋にいたのは、違う人だったので、部屋を出たんです。



それが、おばあちゃんだったんです。


わたしの記憶にあるおばあちゃんは、パーマをかけて綺麗に染めてるおばあちゃん。
病室にいたのは、短く切られて白髪頭のおばあちゃんで、

本当に別人のようになっていて、わからなかったんです。


部屋の入り口の名前を見返して、さっき見た人はおばあちゃんだったんだ、って分かりました。


病院の方が切られたのか、施設カットといわれるものなのか、、
寝たきりになると、後頭部の髪がもつれて絡まってしまいますし、シャンプーも短い方がやりやすいですが、、、

わたしは、おばあちゃんの変わり様にショックを受けました。



いつもニコニコしてたおばあちゃんは、全く元気もなくて、、、
それを見たわたしもとても悲しかったのを覚えています。



以前に訪問美容で老人ホームを訪れていた時に、

カットをして綺麗になったあとの、皆さんの笑顔が違うんです。嬉しそうに背中も来た時よりシャキッとして、『ありがとう』って帰っていく。


最近よく、ご年配の方にメイクやネイルをしてとても嬉しそうにしている姿などをテレビやSNSで見かけたりします。


髪型ひとつで、人は変わるんですよね。
やっぱりいつまでも、綺麗にしていたいものです。


自分のおばあちゃん達にしてあげられなかったのはとても悔しいですが、
少しずつでも、訪問美容が困っている方に届くと良いなと思っています。