涙が出るほどいい話(河出書房新社)を読んで。
(要約)養護学校に入った女の子が、他の子が川に落とした本を取りに裸足になって川に入って行った。
冬の寒い日。
笑顔で、これ!と言って拾い上げてくれた。
足が濡れたその子をおぶって帰る道、いとおしさが込み上げてきた。
川へ降りるの怖くなかった?
水が冷たかったでしょ?
良い行いをしようとも、褒められようとも思っていないんだね。
ただ、自分の目の前の者へ手を差し伸べる無欲の優しさと勇気。
障害を持ちつつも精いっぱい生きる子供たちに付き添う中で、教えられることばかり。
彼女は、もう一度会いたいね、そしてまた遊べたらいいねと、養護学校に入った女の子のことを案じ、笑顔が消えてしまっていないか、とても気になるそうです。
心に響きました。