Bianchi Sempre Pro 2013 6870di2化 | 東員自転車工房の作業日誌

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ビアンキのdi2対応フレーム、Sempre Proをアルテグラ11Sで電動化します。


元は6800アルテグラで構成された完成車だ。
フレームはdi2対応ということで、ほとんど電線を内装できるようになっている。
6870di2の標準的なセットにSW-R610 スプリンタースイッチやSM-EWW01 ワイヤレスユニットを加える。


FDを通すことができないのでチェーンを切る。

コンポを外してクランクを抜いてBBを取ろうとすると、6800用のアダプタが合わない。
手持ちのアダプタは6800最初期のBBに付属していた樹脂製のものだが、またそれより一回り小さくなっている。さてどうしようかと途方に暮れていると、さらに重大な事実が発覚した。
BB30にシマノ純正BBがねじこんであるなあ・・・と思ったら、FSAの変換アダプターが使われているとのことだ。


これですね。筒状のものが超強力なロックタイトで接着されている。一度付けたら取り外すことはできない。


こうしたいんですけど笑。


本来はダウンチューブあたりに内蔵されるジャンクションBはこのようにして両面テープでBB裏に貼りつけることとした。
簡単そうに見えるがこの形に持ってくるまで小1,2時間は格闘していたと思う。


極力ワイヤが外に出ないよう各所に穴が設けられている。
バッテリーはシートポスト内蔵式だ。


チェーンステーからワイヤレスユニットを介しRDに接続する。
ant+等の無線通信でインジケーター等の情報を飛ばすものだそうだ。
微調節はジャンクションAのボタンを長押しして調節モードにして変速ボタンを押すという簡単な方法だ。FDはねじで調節する。
RDが内や外に行き過ぎることはシステム上有り得ないがエンド曲がり時のローギヤはワイヤ式と同じく注意が必要だ。高価なRDがホイールに巻き込まれたらたまったものではない。


バーテープはまだ使えそうだったので巻きなおしたが、スプリンタースイッチを仕込む所で失敗して結局新しく用意してもらったバーテープを使って再度挑戦した。まるで初めから超絶テクを駆使して仕込まれたようだ!
たかが電動化、されど電動化、かなりの難作業となりました。

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