今回は10s系の6770Di2をディレイラーのみR8050系に乗せ換えます。
何故かというと、6770はリヤカセットが最大28Tくらいに対して、RD-R8050-GSを用いると34Tまで使えるからだ。
他にはGRXを用いてグラベルのようにもできるだろう。
一方でSTIのスイッチやジャンクションなんかはそんなに壊れるようなものでもないので10s時代のものでもまだ使える。
結構Di2の11速化は需要があるのではないだろうか。
検索するとよくまとめられているサイトがあるが、なかなかうまくいかず苦労したので改めてまとめてみた。

図にするとこの通り、でも重大な欠陥があるので先に言っておきます。
この方法ではSM-EW90-Aが使えなくなります。
多分、復旧はできるけどこのままメルカリで売ったりするといけない。
このあたり最後になりますが順に解説しましょう。
・6770の問題点
まず6770の問題点はマスターユニットがver2であること。
マスターユニットというのは外装バッテリーマウントのことだ。
当時はビルトインバッテリーは無く、ジャンクションAは充電ポートの無いSM-EW67-A-Eだろう。
この場合間違いなくマスターユニットがver2なので、11s系のFDとRDを繋げても作動しない。
・PCに接続
マスターユニットのファームウェアアップデートを行いver3にするためにはPCに接続しなければならない。
PC接続のアイテムは次の3通り。
①エレクトリックケーブル + SM-EW90-A + SM-BCR2
②SM-PCE1
③SM-PCE02
①はいわゆる新しいジャンクションAと内装バッテリー充電器で、3ポートのひとつとSTIの空きポートをエレクトリックケーブルで繋ぎ、USBをアダプターでなくPCに差す形だ。
②、③はPC接続にしか使わないのでショップか、一般ユーザーが売買して世を回っているかでしか存在しないだろう。
まあ普通は色々と使えそうな①にするだろうけどこの時点で罠にはまっている。気にせず先に行きます。
・E-TUBE PROJECTをダウンロード
シマノのE-TUBE PROJECTでユーザー登録してソフトをダウンロードする。


ここで迷わず最新版をダウンロードしたかと思うが、繋げると「バージョン5ではSM-BCR2には非対応です。」といったようなエラーが出る。
なので下の小さいアーカイブの方を開き、ver4.0.4とver3.4.5の両方をダウンロードする。
・ファームウエアアップデート
多分ver3が10速で、ver4が11速だと思う。不思議とver4はいきなり10速を認識してくれない。
そのため、まずver3のE-TUBE PROJECTで接続し、マスターユニットをアップデートする。
ここではR8050のような未来のコンポは認識しないので、次はver4で接続するとようやくコンポーネント全体を繋いでもらえる。

・あれ?SM-EW90-Aを認識しないんだが・・
当初は充電ポートのある新しいジャンクションAにして、ここからも充電できるって考えていたが、内装用充電器で外装バッテリの充電は出来ないそうだ。

確かに、ジャンクションAに外装バッテリーを繋げるとSM-BCR2は右側が赤点滅でエラー、SM-EW90-Aも赤点灯でエラーになっている。
でも、充電器を外してもジャンクションAのエラーは消えない。ディレイラーも動作しない。
外装バッテリーに繋ぐだけでエラー、という状態だ。
これは推測だが、Di2の頭脳はマスターユニットにある。マスターユニットであるバッテリーマウントがコンポを認識したときに、ジャンクションAがエラーになっている。この時点でジャンクションAに、何か使えないやつというレッテルが貼られたのではないだろうか。
この推測が正しいなら、多分内装バッテリーで繋げれば復旧できるだろうな、というのが復旧方法だ。
というか内装バッテリー化すればいいんだけど、今回は古めのマドンなのでシートマストなんですよね。
以上、お役に立てましたら幸いです。
東員自転車工房
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