今朝(318日)、自民党「農民の健康を創る会」総会が開催され、①令和2年年度農民の健康を創る会関係政府予算、②前回総会における団体要請(※JA全厚連)にかかる政府の対応状況、③新型コロナウイルス感染症にかかるJAの対応が議題とされました。

 

JA全厚連とは、全国厚生農業協同組合連合会の略称で、都道県郡のJA厚生連に対し、「組合員及び地域住民が日々健やかに生活できることを目指し、JA厚生連が行う保健・医療・高齢者福祉事業への支援を通じて地域社会の発展に貢献すること」を使命として、様々な支援を行っています。現在では農山村地域を中心に全国に105の病院と66の診療所を有するほか、毎年300万人を超える方々に対し検診等を行っています。

 

議題の③新型コロナウイルス感染症にかかるJAの対応としては、JA全厚連より、

❶全厚連105病院のうち33病院が「感染症指定医療機関」であること、

❷マスク、消毒液、感染防護具等の資材が全国的に不足であること、

❸新型コロナウイルスへの感染を恐れ、患者からの受診の延期・キャンセルや検診のキャンセルが発生。また、学校の臨時休校にともない子を持つ看護師の一部が出勤できず、診療制限せざるを得ない状況が発生するなど、病院経営の悪化も懸念されること、

の状況報告がありました。

 

これに対して、厚労省からは、

本日までに国から都道府県を介してマスク250万枚が医療機関等へ提供される予定であること、

それとは別に政府が増産を要請している製造業者から確保する1500万枚は、来週以降、順次配布していく予定

❸都道府県から医療機関等へのマスクの提供については、国が提示した目安を基本として各都道府県が判断するが、国が提示した目安では、全厚連の33病院を含む感染症指定医療機関等を最優先としていること、

❹消毒液は、昨年比で1,8倍の増産をしており、今後も増産を継続予定であること、

❺消毒液は、医療機関、高齢者施設等のニーズを最優先していること、

の説明がありました。

 

上記の団体要望・懸念事項を早速、この会としても受け止め国などに実現に向けて働きかけていくことになりました。このように、スピード感を持って政策に現場の声を反映するのが国会議員の仕事だと思います。引き続き、現場と国の架け橋として尽力して参ります。

 

自民党「農民の健康を創る会」

衆議院議員

 

石崎徹