本日、院内で「厚生労働政策セミナー 新型コロナウイルス対策に関する勉強会」が開催されました。主催者は日頃お世話になっている国光あやの衆議院議員。

この勉強会も、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、急遽開催が決まりました。厚生労働省医政局参与で高山義浩医師(沖縄県立中部病院感染症内科医長)より、新型コロナウイルスの解説(ウイルスの危険性、感染力、効果的な検査、予防、治療法等)を受けました。
高山医師は、新型コロナウイルスの予防法や各種対策を分かりやすくSNS等で配信し、定評があるそうです。

高山医師のツイッター

https://twitter.com/hiro_icd?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

 

●私からは新潟市の事例を念頭に感染者が増加し病床が不足した場合の対応策等を質問。

この勉強会で、私は、①昨日、地元の新潟市内で5例目となるコロナウイルス感染者が発生し、(感染者の同居家族に入院者が1名いることから)第2種感染症指定感染症医療機関である新潟市民病院(6床)が満床になったことを念頭に、スライド資料の表にある「発生早期」から「患者数の増加」までの中間的なところで、感染症指定感染症医療機関の病床数が不足した場合に、各地域の医療機関はどのように対応すべきか、という質問と、

 

②今回の新型コロナウイルスとよく比較されるスペイン風邪(1918年から1919年にかけ全世界的に大流行したインフルエンザの通称)は患者数・死者数が多かったが、スペイン風邪を教訓とした新型コロナウイルスの長期的な対応策について質問しました。

 

これに対し、高山医師からは、①については、これから患者数が増加した場合の病床の確保は、感染症を指定病床としているので、感染症の指定病床以外の結核病床などの他の病床を利用するなど、指定権限がある都道府県知事の判断で適用を変えていくべきである。その時に、現場が感染対策などよく分からないときには、その地域の感染症医がアドバイスをしながら診方を教えて乗り越えていくことが重要である、と回答を頂きました。

 

また、②については、スペイン風邪は重症化数が多かった理由は第2波にやられたからであり、当時、第1次世界大戦中だったので第一波で軍人が沢山感染した。軍人は若い人だった。その軍人が戦場から戻ってきて、地域の高齢者がやられたため重症化率が上がった。だから、今回は気を抜くなということがスペイン風邪の教訓である、との回答でした。

 

引き続き、スピード感を持って政策対応や情報提供など対応して参ります。

 

衆議院議員

石崎徹