安倍総理は本日午後6時より、官邸で新型コロナ対策についての記者会見をしました。ポイントは以下の通り。
 
①    一斉休校の要請について
これからの1、2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となるという専門家の意見を踏まえれば、今からの2週間程度、国内の感染拡大を防止するため、あらゆる手を尽くすべき。集団感染をいかに防ぐかが極めて重要。
 
②    学童保育を春休みと同様の対応を取ることなど、国として自治体の取り組みを全力で支援。
 
③    保護者の休職による所得減少につき、新しい助成金を創設し、正規・非正規問わず、しっかりと手当。
 
④    経済対策として、2700億円を超える今年度予備費を活用、第2弾の緊急対策を10日程度で取りまとめる(業種に関わらず、雇用調整助成金を特例的に1月まで遡って支援を実施、直面する課題について強力な資金繰り支援など)
 
⑤    テレワークなどのIT技術を活用しながら、社会のあらゆる分野で未来を先取りする変革を一気に促進。
 
⑥    感染拡大防止の対策として、広域融通によって、医師が必要だと判断した場合には、各地域で検査が確実に実施できるよう国が仲介。来週中にPCR検査に医療保険を適用。新しい検査機器の開発を進め、3月中の利用開始を目指す。感染者病床を5000床確保し、体制を整える。
 
⑦    東京オリンピック・パラリンピックについて、引き続き大会開催に向けて、アスリートや観客にとって安心できる大会となるよう万全の準備を整備していく。
 
⑧    習近平国家主席の来日について、現時点で予定に変更はなく、日中間で緊密に意思疎通していく。
 
 安倍総理は最後に、「率直に申し上げて、政府の力だけでこの戦いに勝利を収めることはできない。最終的な終息に向けては医療機関、家庭、企業、自治体の皆様、おひとりおひとりのご理解、ご協力が欠かせない。‥‥私たちは必ず、乗り越えることができる。そう確信しています」と国民へ協力を呼びかけました。

政府からの対策についてまた追って、御報告させて頂きます。

衆議院議員  石崎徹