本日、自衛隊新潟地区入隊・入校激励会に参列し、祝辞を述べさせて頂きました。

私はこれまで、自衛官支援議員連盟の設立発起人として、自衛隊員の士気向上を図るため、各種手当の拡充や勤務環境の整備などの待遇改善を求めて活動してきました。

 

ご参考:「自衛官支援議員連盟」の設立発起人となりました

https://ameblo.jp/tohru-ishizaki/entry-12360688369.html

 

こうした中、昨年12月に策定された防衛大綱・中期防衛力整備計画の中で、防衛力の中心的な構成要素の強化における優先事項の一つとして、人的基盤の強化が明記されました。

 

具体的には、防衛力の中核である自衛隊員の人材確保と能力・士気の向上に努め、

幅広い層から多様かつ優秀な人材を確保するため制度面での取組を強化

・技術革新の成果を活用した無人化・省人化の推進

・生活・勤務環境の改善

・ワークライフバランスの確保のため、働き方改革を推進

・栄典・礼遇に関する施策、給与面の改善等処遇の向上、再就職支援の充実

など、私たち議員連盟で求めていた処遇の改善が盛り込まれたのです。

 

これは、人口減少・少子高齢化の急速な進行を踏まえ、自衛隊の任務遂行を支える人的基盤を確保するため、全隊員が士気を高く持てる環境の整備が必要なことが議連の活動により理解されたからだと思います。

 

我が国は、戦後一貫して、平和国家の道を歩んできました。これは、平和主義の理念の下、先人たちの不断の努力により成し遂げられたものです。我が国の平和と安全が維持されることが、繁栄のための不可欠な前提です。

 

安全保障環境は、極めて速いスピードで変化しており、国家の安全保障の在り方を根本から変えようとしています。こうした中で、平和国家としてより力強く歩んでいかねばなりません。

 

そのためには、我が国の防衛体制を抜本的に強化し、自らが果たしうる役割の拡大を図ることが必要です。日米同盟も各国との安全保障協力も、我が国自身の弛まぬ努力が必要なのです。

 

この現実に正面から向き合い、真に実効的な防衛力を構築し、宇宙・サイバー・電磁波で我が国の優位性を獲得し、全領域を横断的に連携させた新たな防衛体制の構築に向けて、変革を図ることが今正に求められていると思います。

 

自分たちにも命の危険がある中を、国民のために災害救助に向かい、命がけで活動して下さる自衛隊員。平和と安全を維持し、存立を全うするとともに、国民の生命・身体・ 財産と領土・領海・領空を守り抜く自衛隊員の更なる支援をして参ります。

 

自衛官支援議員連盟

国防議員連盟

衆議院議員 石崎徹