新年の挨拶とともに、建築設計業界の直近の国会での動きについて、以下の様に簡単に報告させて頂きました。

 

①改正建築士法が通過成立について

128日、参議院で「建築士法の一部を改正する法律案」が可決・成立され、建築士試験の受験要件である実務経験が、免許登録要件に改定されることとなりました。

建築設計三会(日本建築士事務所協会連合会、日本建築士会連合会、日本建築家協会)は、6月の自民党建築設計議員連盟総会において建築士資格制度の改善について共同で提案し、その内容が適正であると認められ、今般の法改正に繋がったと思います。(法案概要資料をご参照)

 

②公共工事品質確保促進法(品確法)の改正へ向けて

11月品確議連が改正内容の具体化に向けた議論の場として『公共工事品確法改正PT(仮称)』を設置されました。喫緊の課題となっている担い手の確保・育成を念頭に長時間労働の是正や従事者の処遇の改善といった「働き方改革」の推進や、地域の建設業が相次ぐ自然災害にいかに対応していくか等が主な課題として今後議論を詰めていくそうです。

 

近年、安全・安心で良質な建築物を生産するための建築設計、施工及び維持管理に関する業務は多様化かつ高度化していると思います。

 

これらの業務を安定的、持続的に遂行するためには業務に重要な役割を果たしている建築士の確保・育成は、喫緊の課題です。

 

建築設計、施工及び維持管理をはじめとする建築に関わる仕事を目指す若者が建築に関連する様々な業務において働きがいをもって活躍できるよう引く続き、取り巻く環境の改善に向けて、私も微力ながら尽力して参ります!

 

建築設計議員連盟

衆議院議員 石崎徹