市長選翌日の月曜日、「厚生労働部会」が開催され、厚生労働部会長代理の立場で出席しました。冒頭には、新役員就任の紹介があり、私も挨拶をさせて頂きました。

 

「新たな外国人材受け入れ」について、法務省と厚生労働省より説明を受け、開催時間も2時間半余りにわたり、活発な議論が交わされました。なお、厚生労働部会としては、社会保障などに関わる分野などについての「新たな外国人材の受け入れ制度に関する決議」案を示し、26名の出席議員から課題の指摘や意見を頂き、とりまとめを行いました。

 

多くの先生方からのご指摘やご意見を踏まえ、会議終了後に、すぐさま厚労部会の役員で決議案の修正にとりかかり、修正決議を取りまとめました。写真は、小泉厚労部会長を囲んだ会議終了後の修正協議の模様です。

 

決議は、人口減少時代の我が国において、第四次産業革命の流れを加速させながら、人生100年時代の社会保障制度を確立する必要があり、外国人材の受け入れに当たっては、ICTなどの技術を活用し、生産性向上の取組を徹底的に行うことが前提である。

また、受け入れ前はもとより、受け入れ後も女性・高齢者・障がい者・就職氷河期世代・子育て世代等の就労促進や処遇改善の取組みが後退しないように、所管省庁は適切に対処することを冒頭に盛り込みました。

 

その上で、年金・医療などの公的保険制度の加入状況や社会保険料の納付状況を厳しく確認すること。他人の保険証を流用する「なりすまし」への対応を含め、制度的対応の強化。通訳などが整備されるよう拠点病院への支援を検討。日本の女性や高齢者の就業促進・待遇改善が後退させない、などを求める10項目を明記しました。

 

同日夕刻には、法務部会が開催され、3時間半に及ぶ議論の末、「政府が基本方針を定める際は、自民党と十分な議論を図ること」などを決議し、外国人労働者の受け入れを拡大する法案(出入国管理法改正案)が了承されました。

 

小泉厚労部会長も出席し、外国人労働者への社会保障制度の整備を求める、厚生労働部会の決議(上記決議)を法務部会に提出しました。

その後、自民党総務会を了承で通過しております。

 

明日からの衆院予算委員会はじめ今国会における重要法案として審議がなされる予定です。

 

厚生労働部会長代理として、引き続き厚生労働関係政策の推進に尽力してまいります!

 

衆議院議員 石崎徹