こんばんは!港湾も国との密接な連携が必要な分野です。
新潟市と言えば、日本海側ナンバーワンの湊町です。新潟県内の長岡市や上越市、新発田市など中核都市はかつては城下町であり、政治・行政の中心として発展してきました。
この点、新潟市は明治開港5港の一つに選ばれるなど、湊を中心とした経済の中心都市として発展して参りました。新潟商人は港を通じて、全国・全世界と商売を行いながら、物流ネットワークを構築して来ました。
ちょうど来年で新潟港は開港150周年を迎えます。あらためて新潟港の文化や歴史を見つめ直す良い機会なのですが、そういったソフト面の港の観光資源化だけではなく、ハード面としての課題と将来展望を示す重要な機会にしなければなりません。
現在、新潟市長選の真っ最中ですが、与党系候補には国とのパイプの強さを活用して、以下のような新潟港湾発展の課題解決に全力で取り組んで頂くことを期待します。
〇新潟西港~人の流れ・モノの流れの拠点性強化へ~
・クルーズ船の更なる誘致へ!
※新潟市長のトップセールスでまだまだ拡大の余地があります
・佐渡への観光増によるフェリー・ジェットフォイルの利用拡大へ!
※佐渡金銀山への世界遺産登録も総理官邸への要望活動含めて自公でも取組んでいます。
・新日本海フェリーの更なる利用拡大へ!
※小樽や苫小牧港を結ぶフェリーは高速化により時間短縮が図られています
・ビーチライフin新潟はじめとするレクリエーション活動を更に!
※ビーチバレーの世界大会誘致も若手の皆さんと私も取り組んでおり、海水浴場から市街地まで大変近い新潟の特性を生かしたイベントを更に盛り上げる余地がある。
・西海岸地区の浸食対策事業の強化
※国の予算によって市街地まで迫る海岸浸食を防ぐ取組みの強化
・新潟港の防波堤機能強化
※これも国の予算が使われていますので、国と強いタッグの組める与党系市長に!
・万代島朱鷺メッセとピア万代の連結によるにぎわい創出!
※徒歩移動がしにくい集客施設の連携にも国・県とタッグを組んで取り組んで欲しい。
〇新潟東港~国際物流やエネルギー供給の更なる拠点化へ~
・災害時のバックアップ機能強化
※東日本大震災時には被災港に入れなかったコンテナ船を受け入れ。また、新潟港から全国に代替的に物資供給を行った。こうした前例もあり、「防災首都」として今後もバックアップ機能を果たせる港にするために、国の国土強靭化政策と連携すべし。
・エネルギー供給のバックアップ機能強化へ
※仙台市ガス局が津波により浸水し、市内のガス供給が停止した際に、新潟港から全量を供給した。パイプラインルートを持っている新潟港のバックアップ機能は大きいため、引き続きLNG輸入などの基地として東港の役割は増大。
・家具装備品や日用品の輸入増加、紙・パルプの輸出増加へ機能強化!
※関連産業が新潟市内に多数存在。産業育成はじめ更なら企業誘致策など、港とその周辺の工業団地整備に国の支援を得ながら更に力を入れるべし!
以上、ざっと新潟港の発展に必要な政策をまとめてみましたが、今後もコンテナ貨物の取扱で、本州日本海側1位としての拠点
港として存在感を高めるべく、これらの政策を与党系の新市長に手腕を発揮して強力に前に進めて頂きたいと思います!
私も港湾議員連盟の一員として、タッグを組んで取り組んで参りたいと思います。
衆議院議員 自民党新潟支部長 石崎徹