こんばんは! 遂に、新潟市長選挙が本日14日告示され、14日間の選挙戦がスタートしました。投開票は28日です。

 

中原八一元参院議員(自民党支持)、野党共闘候補の小柳聡・元新潟市議、そして政党の支持を受けない吉田孝志元市議(自民党)と、同じく政党の支持を受けない飯野晋・前新潟市北区長の四候補者による戦いです。

 

6月の花角新知事就任に続いて、4期続いた篠田市政も16年ぶりに新潟市の新たなリーダーが生まれることになる大変重要な選挙となります。

この点、今回の選挙戦における大事な争点の一つ、新潟の財政問題について詳しく書かせて頂きます。

 

昨日のブログでは、新潟市財政編総論と題し、与党系市長の誕生によって新潟市の財政問題を解決すべき、と書きました。

 

実は、新潟市の貯金にあたる基金の残高は、11年前の平成193月末には362億円ありましたが、今年3月末の時点で33億円になり、10分の1以下に減ってしまいました。これは毎年、市の予算のやりくりがつかず、基金を毎年取り崩してきたためです。

 

市民一人あたり基金の残高で、新潟市は去年3月末の時点で7,100円と、全国にある20の政令指定都市で最低です。トップの仙台市では157,300円と、なんと約22倍もの開きがあります。

 

また全国の地方自治体の基金の残高は、今年3月末時点で総額215,000億円に達し、過去最高まで増加しています。2008年のリーマンショックの頃から、各自治体は将来の景気の悪化などに備えて基金を積み増してきました。新潟市の基金を取り崩すという財政は、他の各自治体とは異なる市政運営だったのです。

 

新潟市では、「市財政は危機的であり、持続可能な財政運営を行っていくには限界がきている」と表明しており、そうした意味で、今回の選挙は、将来に向けての困難な市政の舵取りを選択するという極めて重要な選挙となります。

 

この点、中原八一候補、吉田たかし候補も国や県の力を借りながら、メリハリの効いた予算を策定し、経済成長も図りながら財政問題を解決する!と強い意気込みで訴えております。

私もこの一番大事な争点において、一番現実的な解決策を示しているのは、中原八一候補、吉田たかし候補であると確信しております。

 

こうした新潟市の厳しい財政のほか、BRT=バス高速輸送システムなどの交通政策、若者の県外流出を食い止める人口減対策、県都としての拠点化や都市機能の向上、産業振興、子育てや高齢者福祉、三越の営業終了などを受けた古町など中心市街地活性化等が争点に闘われます。

これらの点も財政問題に関係しておりますので、明日以降それぞれの争点についてブログで書いていきたいと思います。

 

来年、新潟開港150周年記念を迎え、5月にはG20サミットでの農業大臣会合の新潟開催など重要なイベントも予定されており、花角知事や国との連携が十二分に図ることが可能な与党系市長を誕生して頂きたいと思います。

 

だって、にいがたが好きだから!!!

 

衆議院議員 自民党新潟支部支部長 石崎徹