ぜひ市民にキチンと説明して欲しい多くの大きな矛盾が「野党共闘」にはある!~政策がバラバラなのに、選挙時だけ協力するという矛盾に溢れた枠組み~

 

この度の新潟市長選で、出馬を表明している旧民進党系会派の新潟市議、小柳聡氏を「野党共闘」で支援する枠組みを作る、との報道が先日ありました。

 

安倍晋三政権に対して批判的な立場であるとの理由からの支援と報じられていますが、新潟市民にとっては説得的な理由に聞こえません。

 

また、立憲民主党県連、国民民主党県連、そして社民党県連や共産党県委員会の市議らが参加すると報じられていますが、原発賛成派と反対派、あるいはBRT賛成派と反対派がなぜ一緒にタッグを組めるのでしょうか。

市民にどう説明されるのでしょうか? 

 

また、応援をしているはずの、労働組合員の皆さまは毎月組合費を給料から支払っているわけですから、自分の所属する組合の考え方と違う候補をなぜ応援しないといけないのか? 答えを知りたいはずです。

毎月、赤旗を取っている共産党支持者の方も同じです。

(連合と共産党の考え方の違いの説明責任)

 

 

新潟県民の皆さんなら記憶に新しいと思いますが、平成28年新潟県知事選挙で米山候補を支援したのは、共産党、自由党や社民党であり、当時の民進党は連合への配慮で自主投票としたものの、蓮舫代表が応援演説に入るなど、所謂野党共闘の選挙でした。

 

その野党共闘で勝たせた米山新潟県知事が、新潟県政で最短の1年半という短期間で辞任となり、県政は大混乱となり停滞したことを忘れてはいけません。

 

今年の夏に、再び約10億円と言う巨額な選挙関連費用を投じて県知事選をすることになった訳ですが、前知事を推した野党が県民に誠実に詫びたということを聞いたことがありません。

 

政策の整合性がつかない「野党共闘」という枠組みが、どれほど矛盾に満ち、現実の政策をいびつなものにするか。今回の新潟市長選挙における選択として、これ以上、市政を混乱させてはいけないと思います。

 

小柳氏をはじめとする旧民進党系会派の日頃の新潟市議会での活動と、共産党の新潟市議の皆さんの日頃の新潟市議会での活動は、BRTの問題や篠田市政で行われた多くの政策において、考え方、いや議会活動が180度違っていた理由を知りたいです。

 

また、国政を見ても明らかです。民主党は、一度は政権を与えられながら、なぜ自分たちは国民の負託にこたえられなかったのか?その答えをきちんと出したでしょうか?その民主党は、現在どうなっていますか?

 

今回も選挙目当ての「野合」は明白です。選挙の時だけ協力する。これでは、選挙後に、政策のブレにより、市政が混乱するのは明白だと思います。

 

6月の県知事選挙では、花角県政の誕生において、新潟県民の皆さんは、極めて正しい選択をされたと思います。今回の新潟市長選挙においても、新潟市民の皆さんには、是非正しい選択を頂きたいと思います。

 

今日も少し長くなりましたが、明日からは個別の政策や争点について色々な角度で発信したいと思います!

 

衆議院議員 石崎徹