以前のブログでも書いたように、全国混雑道路ランキングトップ10の中に、複数の道路が含まれているのが我が地元新潟市です。

「新潟」とあるように、水はけの悪い土地のため地下鉄も整備出来ず、また電車網もまんべんなく整備されているわけではないため、市民の足の多くはバスか自家用車となっています。このため、全国トップクラスの混雑都市となっています。

 

本日、与党議員として国へ要望を行った「新潟中央環状道路早期実現プロジェクト」は、国際拠点港湾新潟港(東港区)から北区、江南区、南区、西区を経由し、西蒲区へ至る、延長約45キロメートルの幹線道路であり、各地域間の交流・連携の軸となるとともに、「防災・救援首都」としてのまちづくりや、新潟市の拠点性を高める極めて重要な路線となっています。

 

これまで、合併建設計画区間である一般国道8号から116号間の工区を中心に事業が進められてきましたが、平成26年度より、一般国道49号から8号間の事業に着手し、早期に整備効果を発現させるべく、全線で事業を推進しています。

 

本日は、地元から新潟市議会の永井武弘議長、小野清一郎先生はじめ、35名が国会にお越しになられ、国交省道路局へ新潟中央環状道路整備促進の要望活動を行いました。参議院の佐藤のぶあき先生、塚田一郎先生にもご出席頂きました。

 

新潟中央環状道路の整備(ストック)効果として、以下のことが期待されています。

【新潟を強く靭やかに】都心アクセス・地域拠点間の連携と強靭化

【生命を守る】救急・救命・救助活動の30分圏域を拡大

【活力を生む】新たな物流軸の構築、地域の活性化、成長産業の育成を支援

【快適な暮らし】沿道のまちづくりを誘導、通勤などの利便性向上

【魅力をつなぐ】地域に点在する歴史・文化・観光資源をネットワーク

 

実は、この新潟中央環状道路の西区中ノ口工区の板井地内の主に道路の盛土工事において、地元の企業が、現場の生産性向上を図るため、最先端のICT(情報通信技術)の積極的な導入を試みました。例えば、測量においてはレーザースキャナーによる3次元測量やドローンを使った測量、施工においては掘削・法面整形作業をマシンコントロール油圧ショベルにて施工することで、時間と手間を省きながら高精度の工事を施工することが可能になりました。

 

私は、党のITS推進・道路調査会幹事として、地元の皆様と連携しながら、財源を確保し新潟中央環状道路の整備推進を図り、また将来の世代にこの重要なストックと、新たな技術(ICT、Ai、ドローン等)を引き継いでまいりたいと思います。

 

ITS推進・道路調査会幹事 衆議院議員 石崎徹