つい先日の12月1日、私は衆院財務金融委員会で第四・北越銀行の統合含む地方銀行統合について質問しました。質問概要は、平成30年4月予定の第四銀行と北越銀行の経営統合が同年10月に延期になった理由の一つに、公正取引委員会の審査が長引いていることが指摘されているが、この点について公正取引委員会はどの様な問題意識を持っているのか、早く承認をすべきではないか、麻生財務大臣・公正取引員会に伺いました。(質疑内容は先日のアメブロをご参照ください。)
こうした中、昨日ニュース報道などありましたとおり、「公正取引委員会、第四銀行と北越銀行の統合承認」が公正取引委員会より１５日になされました。
私の質問間もなくのこのタイミングでの統合承認なので正直驚きました。公正取引委員会は、新潟の大手地銀の第四銀行と北越銀行が予定している経営統合について、独占禁止法上問題ないとした、とのこと。
第四銀行と北越銀行は、新潟県内での貸出金のシェアが両行あわせて5割程度あり、統合すれば金融機関同士の競争が減って借り入れ企業が不利になるとの懸念が出ていて、このため公正取引委員会が借り入れ企業約７０００社にアンケートを行うなど審査を行った結果、十分に競合する金融機関があり独占禁止法上問題ないと判断しました。
この問題に関して、地元経済に対する悪い影響を以前から心配していて4月にも財務金融委員会で質問していました。予想よりも早いタイミングで統合承認されたのは、本当に良かったと思います。統合後、新しい銀行になっても、顧客第一で地元新潟の地域活性化のために、しっかりとした経営を期待していきたいと思います。
衆議院議員 石崎徹
