本日は私の母校でもある代々木ゼミナール新潟校の出陣式で激励のご挨拶をして参りました。今週末に大学入試センター試験を控え、いよいよ本格化する入試戦線ですが、体調管理にも万全を期して、合格を目指して平常心で頑張って頂きたいと思います。

さて、そんな受験生の皆さんにも関係する「給付型奨学金」の創設が、来年度予算案の議論の中で決定しました。1月20日に召集される第193回通常国会で平成29年度政府予算案が成立したら、以下のような内容で実施されることになります。

この制度は、返済不要の奨学金制度を創設することで、家庭の経済状況で進学を諦めることが無いよう、大学等の高等教育機関への進学を後押しするものです。本格実施は平成30年度からですが、平成29年度は、特に経済的に厳しい状況にある現在の高校3年生を対象に先行実施します。

本格実施となる平成30年度には、住民税非課税世帯の生徒で、学業成績や課外活動等の成績により、高校推薦された方々2万人に給付されることとなります。

給付額は、以下の通りです。
   国公立自宅生        月額2万円
   国公立自宅外生・私立自宅生 月額3万円
   私立自宅外生        月額4万円
  ※児童養護施設退所者等には、入学時に24万円を別途給付する

このほか、平成29年度進学者からの主な奨学金充実策として、以下のようなものが予定されています。

○非課税世帯学生について、成績基準を実質的に撤廃
 給付対象となる2万人以外の進学者についても無利子奨学金の貸与対象とする

○残存適格者についてすべて解消
 予算上の制約から基準該当者でありながら無利子奨学金が貸与されなかった者〔平成28年度で2.4万人〕を一気に解消する

○無利子奨学金貸与者について「新所得連動返還制度」を導入する
 従来の定額返還でなく、卒業後の所得に応じた返還月額(最低2000円から)が選択可能になる
 
さらに詳しい内容については、今後の独立行政法人日本学生支援機構のホームページ(http://www.jasso.go.jp/)に掲載される予定です。

今後とも未来を担う皆様が希望をもって学習に取り組めるよう、学生の皆さんとも最も年齢が近い私 石﨑徹もしっかりと国政に取り組んで参ります!

衆議院議員 石﨑徹