安倍総理の新潟来県と社会保障の充実・財政健全化の公約について

皆さま

こんにちは。

急遽、明日安倍総理が新潟市に来られることになりました。明日18日(土)16:15~@万代シティ三越伊勢丹の脇です。

新聞などで見るよりも、やっぱり生の総理大臣の演説を直接聞いてみてください。

総理から明日、直接お話しがあるかと思いますが、前提としての知識として我々が今後、社会保障と財政健全化についてどう進めていくかについて、簡単に私の方で整理させていただきたいと思います。

〇経済成長と社会保障の充実と財政健全化の3つを同時に追い求める。

総理は来年4月に実施する予定だった消費税10%への引き上げを2年半延期することを決断しました。
この延期は、世界的な経済後退のリスクを回避し、我が国の経済の発展を持続的に促すためにやむを得ず判断されたものです。
(イギリスがEUから離脱するかという混乱でここ数日、日本の市場も含めて世界中の市場は大混乱しています。)

〇引き上げの延期による対処
この引き上げ延期により、残念ながら引上げを延期する以上、引き上げをした場合と同様に予定していたことがどうなるのかご不安があるかと思います。

この点、保育や介護の受け皿50万人分の整備は、スケジュール通り行います。また、保育士・介護職員の処遇改善など、「一億総活躍プラン」に関する施策については、アベノミクスの果実の活用も含め財源を確保し、優先して実施していきます。
アベノミクスで、GDP600兆円を目指してさらに経済成長をさせることで、その果実も使って、可能な限り社会保障を充実させていきます。
(民主党政権時よりも、税収は法人税などを中心に、なんと1年あたり21兆円も増えている。これがアベノミクスの一つの大きな果実です。)

この果実があるし、そして今後も秋の経済対策など、経済政策を強力に進めていくため、赤字国債を財源に、社会保障の充実を行うような、無責任なことはあり得ません。
(民進党さんの公約では、赤字国債を発行する、すなわち将来世代につけを回して、社会保障を充実させるとのことです。かつて、子ども手当などの政策は結局財源がなかった、ということで実現出来なかったのは記憶に新しいですよね)

このように、我々の生活の基盤となる社会保障の財源については、今後の予算編成の中で最大限、努力していくということは、総理の会見の中でも語られていましたし、参院選の公約の中にもしっかりと盛り込まれました。

以下、公約の抜粋をご覧いただけたら幸いです。

○公約 ~抜粋~
わが国のデフレ脱却をより確実なものとするため、消費税率10%への引上げは延期し、2019 年10 月に実施します。その間、成長に資する構造改革を加速するとともに、アベノミクスのエンジンをフル稼動します。また、赤字国債に頼ることなく安定財源を確保して可能な限り社会保障の充実を行います。

・保育士
安心して子供を預けられるよう保育の質を高めます。保育士が将来への展望を持って働けるように、財源を確保して、総合的な対策を行います。保育士について、これまで処遇を7% 改善してきましたが、今後新たに2% 改善し、技能、経験を積んだ職員については更なる処遇改善を行います。

・待機児童
待機児童の解消を目指し、保育の受け皿を50 万人分増やします。放課後児童クラブの定員も大幅に拡大します。

・社会保障
「自助」・「自立」を第一に、「共助」と「公助」を組み合わせ、税や社会保険料を負担する国民の立場に立って、持続可能な社会保障制度を構築するとともに、弱い立場の方には、援助の手が差し伸べられるよう社会保障を充実します。

・財源の健全化
財政健全化目標として国・地方の基礎的財政収支について、2015年度は2010年度に比べ赤字の対GDP比を半減するとの目標達成が見込まれる中、2020年度までに黒字化するとの目標を堅持し、その後の債務残高対GDP比の安定的な引下げを目指します。
2020年度の基礎的財政収支の黒字化目標については、その達成に向けて策定された「経済・財政再生計画」に基づいて、「デフレ脱却・経済再生」、「歳出改革」、「歳入改革」を3つの柱として推進します。

○最後に~責任ある政策を遂行する~
 今回の消費税率引き上げは、我が国のみならず世界の経済環境を考えれば不可避でした。持続的な経済発展を確保するため、もう一度しっかりと足固めを行い、再び良好な経済環境を取り戻していきます。しかも、安易に赤字国債に頼る無責任な政策を私たちは選択しません。
このことを重ねて、私からも強調させて頂きたいと思います。

それでは、明日お待ちしております!

衆議院議員 石崎徹