第11話「兄 と 妹」

三者面談の当日、面談まで時間を潰していた悠太は図書室で真綾に声を掛けられる。真綾は悠太に「沙季に好意を抱いているのでは」と問いかけて……


だからさ、浅村くんって沙季のこと好きなんじゃないの?いまだに”綾瀬さん”なんだね。兄妹っていってもさ、義理でしょ?しかもなったばかりの。ほとんど他人みたいなものだよね……相変わらず義兄と義妹をくっつけたがる、真綾ちゃん!この子の頭の中には、ピンク色の妄想しか詰まってないのかしら?まさか遠回しすぎるアプローチで、実は悠太くんのことが…って、それはさすがにないわね…!?