12 古都内乱編Ⅳ
俺は第一高校の生徒であると同時に、国防陸軍第101独立魔装大隊の特務士官だ…協力を仰ぐため、一条家の“クリムゾン・プリンス”に身分を明かす達也お兄様!もしもこのことを他人にバラしたら、一族まとめてバラしにいくからな?なん、だと…!?
光宣の案内で京都にある伝統派の拠点を調べていた達也たちは、伝統派の一派で、清水寺の参道で飲食店を経営している店主と出会った。店主は、奈良の伝統派が大陸の術者に取り込まれてしまっている現状に危機感を抱いていると告げると、達也に情報提供を申し出る。店主の情報から京都の伝統派が潜んでいる場所に目星をつけた達也は、名倉を殺した犯人を捜したいという真由美と、伝統派との戦いに偶然出くわした将輝とともに、嵐山へと向う。