第七話 岩柱・悲鳴嶼行冥

岩の訓練中、炭治郎は玄弥から訓練の助言をもらい岩を動かすことができたが、全力を出し切り倒れたところを悲鳴嶼に助けられる。炭治郎の素直な気持ちに触れ、悲鳴嶼は自分の過去を伝える――。


「(悲鳴嶼)生き物を殴る感触は、地獄のようだった。あの気色悪さを、私は一生忘れない。生まれて初めて全身の力を込め振るった拳は、自分でも恐ろしい威力だった。鬼に襲われなければ死ぬまで私は、自分が強いということを知らなかった。私は夜が明けるまで鬼の頭を殴り、つぶし続けた」
ナチュラルボーン・ハードパンチャーだった、岩柱さん!イタズラした子どもに鉄拳指導とかしてなくて、本当によかったわね〜?痛いのは殴った拳じゃない、ハートのほうだわ〜…!?