7期 第8話(通算146話)「二つの赫灼」


11年前、己の発した炎に焼かれ死んだと思われた轟燈矢。じつはオール・フォー・ワン(AFO)の手のかかった施設で生きていた。3年後目覚めた燈矢は、炎によって姿も声もまるで別人に…。それでも、AFOからの誘惑を受けても、燈矢は父・エンデヴァーへの執着を見せ、その場から姿を消す。しかし、戻った家で見た光景から、燈矢は自らを捨て、荼毘となったのだった。そして今、荼毘は轟焦凍にその私怨の炎をぶつける。それに対し焦凍は、新技「燐」で立ち向かう。エンデヴァーの息子ふたりが、二つの赫灼がぶつかり合う!



「(オール・フォー・ワン)焼け落ちた体の修復は、困難を極めた。欠損部分を再生組織で補っている。顔は別人だが、それでも君は生き延びた」

「(燈矢)何を言ってるのか分からない…別人?」

「以前のような力は出せない。各器官の損傷、痛覚など体性感覚の鈍化…君の体は弱り、もう元には戻らない。我々も万全な君を迎え入れたかった」

「…!」

「手を尽くしたが、残念ながら…失敗だ」

自分も被害者だみたいなことを語る、燈矢お兄ちゃん!さすがにここまでやったら、罪を憎んで人を憎まずってことにはならないケロよ?ていうかマジで、親子ゲンカは家の中で解決してほしいケロね…!?