第12話「ロイドの答え」

ジェイドが残した意思と術式によって、空間転移能⼒の魔術を完全に理解したロイド。追い詰められたギザルムは、万物万象をのみ込みすべてを無に帰す奥の⼿「⿊死⽟」を発動するが、ロイドがその圧倒的な魔⼒で迎え撃つ。そして、苛烈な魔術バトルはついに決着の時を迎える。


「(ギザルム)ハァ、ハァ…はぁ?えっ、「ぽすっ」?どこにいった!?俺の黒死玉!」
「(ロイド)消し飛ばした。同じ技をぶつけてな」
「はぁ!?ほざけ!お前が黒死玉を使えるとでも…」
「空間系統魔術、虚空。魔力障壁だろうがなんだろうが、亜空間へ放り込んでチリにする。思ったとおり、違うのは名前くらいだったな」
「…」
あっさり敵の奥の手を打ち破る、第七王子!さすがはロイド様、魔術に関しては完全に人の域を超越しておられますね?色仕掛けも全然通じませんし、第2期でもピンチに合う姿が想像できませんわ…!?