第9話「立川基地襲撃」

人間に擬態し潜伏した「怪獣9号」の捜索が続く中、ミナ不在の立川基地に突如、怪獣の群れが襲来!群れることのない翼竜系怪獣たちを束ねる首魁は、人語を解し知性を持った新たな“大怪獣”だった。その怪獣は戦いを楽しむかのように、その場で一番強い隊員=保科に狙いを定める。


「(カフカ)副隊長!」
「(保科)カフカ、無事やったか」
「はい!それより、気になることが」
「報告しろ」
「翼竜系怪獣は毎年10体前後報告されてるんですけど、そのすべてに共通してる特徴があります。すべて単独行動。にもかかわらず、コイツらは群れて現れた」
「あぁ。となると、考えられることは一つや。プライドの高い翼竜系を束ねてしまうほどの力と、目的を持って行動する…知性を有する超強力なリーダーがおる」
怪獣に関する知見に関しては、上司の評価を得ているカフカさん!見た目と真逆で、意外と知能派ポジションとして認められつつありそうやな?ぶっちゃけ後方要員のほうが、キャリアアップできそうちゃう…!?