作戦9(第9話)「黒百合の花言葉」

護送車が爆発し、黒百合を取り逃してしまった太陽。想定内だという翠から、黒百合の正体が5、6年前に亡くなったとされる伝説のスパイ・黒顔であることが明かされる。太陽たちが逃亡した黒顔を追う中、どういうわけか拉致した副総理を連れた黒顔が、ネット中継で人々の前に現れた。復讐を果たすために、副総理へ銃口を向ける黒顔。そこで語られる過去の因縁と目的――。駆けつけた太陽は中継を遮断して黒顔と対峙する!


「(翠)君にはあえて言ってなかったが、ヤツは単なるカルト政治家じゃない。我々と同じスパイだ。黒百合のかつての呼び名は、黒顔。当時世界で暗躍した、伝説のスパイだ。5〜6年前に死んだと思われていたが、現にこうして生きている。何が目的か探るため、警備を緩めて泳がせていたんだ」
「(太陽)俺は囮かよ」
わざと隠されていた、ターゲットの正体!こういうことされると、一気に信頼感とか無くなっちゃうわよね?しかし相変わらずこの世界のスパイは、自己顕示欲が高い人たちばっかりだわ…!?