第6話 出所祝い

15 年の刑期を経て、出所した海老原の弟分・小島。時代と共に変化した真黒組の姿に、憤りが溜まっていくのだった──。株式会社オクトパスでは時給 800 円男・明の入社を祝し、歓迎会を開催。しかしその一方で、徐々に岬に忍び寄る魔の手。知られざる、岬の過去。ここから始まる恐怖を彼女はまだ知らない──。


「(岬)え〜!ちょっと佐藤君、枝豆の皮食べるの?」
「(明)え?ひょっとして、普通ってのは食べない…のか?」
独特な食事スタイルを見せる、ファブルさん!せっかく普通の生活を目指していても、思わぬところでボロが出そうよね?普通ってのはミカンやバナナやキウイの皮も、食べないのか…!?