第5話「帰り道、出会いと、約束。」

ひまりが料理研究部に入ったことで、百々花に先輩としての立場をうばわれるのではと不安を露にする依。一方ひまりは亜季から、依のことが恋愛として“好き”だと想いを伝えられる。その一言で恋について再び悩みだしたひまりは、その心の内を百々花に相談する。そして、百々花の”好き”についての考えを聞いたひまりは――。


「(ひまり)アキ先輩が、依先輩を…?」
「(亜季)そっ。好きなの。前からね。恋愛にめっちゃ疎い依が、急にひとめぼれなんかしちゃって。その相手が、まさかのひまりちゃんっていうね…さすがに、びっくりしたよ」
「こ…告白したんですか?」
「いや…私は、依のそばにいられるだけでよかったから」
トンビに油揚げをさらわれちゃっていた、亜季センパイ!やっぱり言葉にしなきゃ伝わらないことって、たくさんあるわよね〜?というか、同性の恋愛がオープンなんだから…別に3人でつき合ったりするのも、ありっちゃありかもね…!?