第52話「それぞれの役割」


「開国祭」を前に魔物による人的被害が懸念される。そんな中、ベスターとカイジンの発明で街道の安全確保に希望が見える。一方、リムルはゲルドに新しい任務を与える。


「(ベスター)でしたら街道に対魔結界を施してはどうでしょう?」
「(リムル)対魔結界?」
「(カイジン)旦那、完成したぜ。結界を発動させる、全自動魔法発動機の試作型がな」
「(リムル)何かコソコソ開発してるのは知ってたけど、全自動魔法発動機だと?」
「(カイジン)登録しておいた魔法を自動で維持してくれる、画期的な魔法機器なのです」
こんなこともあろうかと、超魔法機器を開発していたベスターさんとカイジンさん!この国は本当に、優秀な人材には事欠かないであるな?それもこれもひとえに、リムル様の可愛さ…指導力のたまものでございますぞ…!?