第4話「才能の居場所」

アルスが6才になる頃には、すでにリーツとシャーロットは目覚ましい活躍ぶりを見せていた。次なる逸材を求めていたところに、才能豊かな狩人の兄弟がいるという噂が飛び込んできて――


「(アルス)…《シャーロットさんがうちに来て、3年がたった》」
「(シャーロット)おっ、ただいま、アルス」
「おかえりなさい、シャーロットさん《すい星のごとく現れたシャーロットさんは、瞬く間に戦場で最強の魔法兵として恐れられるようになった。そして付いた名が、ローベントの火焔姫。シャーロットさんのおかげで魔法部隊は今や、父が率いる歩兵部隊と並んでローベント家の二枚看板!逸材が1人いるだけで状況がこんなに変わるなんて、想像以上だ。改めて、能力は大切なんだと思う》」
いろんなところが成長著しい、シャーロットちゃん!元々の素質が、食糧事情の好転等で花開いたということかしら?なんというか、こう…アルス様のエッチ〜…!?