第11話「山に潜む、巨大生物!?」


学校で「見晴山に謎の巨大生物が出る」という噂を聞き、「ガルガルに違いない」と考えたこむぎ(声:長縄まりあ)、いろは(声:種﨑敦美)、悟は、さっそく調べに向かうことにする。春の自然豊かな見晴山の光景を楽しみながら山を登っていくこむぎたちだったが、山頂までたどり着いてもガルガルの姿を見かけることはなかった。しかし、ここまでの道のりで、ふもとから離れるにつれて鳥やタヌキ、イタチといった動物たちの姿を見かけなくなっていったことに気づき、やはり付近にガルガルが隠れているはず、とあたりを探索する。草木をかき分けた先のほこらでようやくガルガルの卵の殻を見つけたこむぎたちは、さらにその近くの木の上に、枝や木の葉のかたまりを目にする。悟はそれが「熊棚」という、クマがエサを食べる場所だと気づき、見晴山にあらわれたガルガルがクマだということが明らかになる。



「(悟)犬飼さんにさそわれて休日に待ち合わせ、これってこう…デ、デー…」

「(いろは)お〜い!」

「…!」

「お待たせ〜、悟く〜ん」

「ううん、全然待ってな…」

「(こむぎ)おっはようワン!」

「(悟)…!」

「(いろは)悟くん?大丈夫?」

「(悟)へ…平気だよ…アハハ…今日はがんばってガルガルを見つけよう」

「(いろは)うん!せっかくだし、みんなで山登りも楽しもうね!」

「(こむぎ)2人とピクニック楽しみワン」

危険の調査に来たはずなのに、妄想が止まらない悟くん!このメガネ、発情期のオス犬と同じ匂いがするワン?僕この戦いが終わったら、この娘と結婚するんだ…!?