#4 「夜の電話はなまらもちょこい」


猛吹雪の中、スキー授業で全身筋肉痛の翼は車で登校中の美波に声をかけられる。美波そっくりな母・眞衣が運転する車に同乗させてもらった翼は、親子揃ってギャル、そしてイジり体質を持つ冬木家の血筋を感じながら登校する。スキー授業の一件で打ち解けた翼と沙友理はゲームの師弟関係になっていた。二人を羨ましく思う美波も参加し、三人揃って遊びに行くことに。美波の屈託のない性格に触れ、沙友理の気持ちにも変化が起きていく。


「(眞衣)えっ!?この子が最近みーがよく話す、お城みたいな豪邸に住んでるお坊ちゃま!?」
「(翼)お…お坊ちゃま!?」
「(眞衣)えぇ〜、したっけ、もっとちゃんとメイクしてくればよかったぁ」
「(美波)もうママ、なに翼にアピってんの!」
「(翼)あぴっ?」
娘と同じく道産子ギャルだった、眞衣ママ!娘の男友達に対して、ずいぶんと気安い感じじゃな〜い?これは逆に、パパのほうは厳格かもしれないね〜…!?