第23話 ~絶望のタイムリミット~

VICONIC、3DM8に続いてパフォーマンスするのは――PathTLive!ハイレベルな二組を目の当たりにし、焦りながらも奮い立つミラクたち。よりよいものが届けられるよう発表当日まで楽曲を作成し、PathTLiveの想いが一つになっていく。その一方で、学園長室では評価基準について正反対の考えを持つオーリスとエイダとの間に不穏な空気が流れていた。そしてついに、二人の間にひずみが生じて――。PathTlive結成以来最大のトラブル発生!?出場メンバーの絆がPathTLiveのピンチを救う!!


「(エイダ)前半2組のパフォーマンスが終わったわけですが…オーリス学園長は、どのように見ていますか?」
「(オーリス)完璧なシンクロ率。このパフォーマンスこそ、私の求める理想形です」
「なるほど。ですが、あまりにも同調しすぎている。これではアーティストとして、個の強さが感じられません」
「ということは、ラピンドール・エイダのお眼鏡にかなったのは…」
「火花散るような、強烈な個と個のぶつかり合い。このようなパフォーマンスこそが、世界を突き動かすのです」
「フフ、正反対の評価ですね」
評価基準について、バチバチやりあうオーリスさんとエイダさん!こんなの、本選が始まってからする話じゃないよね〜?みんな頑張ってるんだし、みんな優勝でいいんじゃ〜ん…!?