第7話「無垢な想い-Solidstate Memory-」

戦績を上げ、知名度を上げていく「Team FOX ONE」。機を見たオーナーの颯太は、総勢128チームが参加する大きな舞台であるプロリーグ「ザクセリオン・ビットテクニカリーグ」への参加を決め、チームも颯太の期待に応えるべく団結を強めていく。
しかし瞬は、強さと勝利を求められる状況に、睦生の言葉を思い出し苦悩する。心身ともに疲弊する瞬は、チームメンバーと母の優しさに触れる。そして瞬以外にも、揺れ動く想いを抱える人物が…。


「(颯太)今度新しくできるプロリーグ、ザクセリオン・ビットテクニカリーグ。これに参戦するとチームの運営費と、選手1人につき毎月20万円の支援金がもらえるんだ。そして春と夏に国内大会があって、優勝賞金はそれぞれ、3000万円!優勝チームは賞金に加えて、世界大会の出場権も得られる。世界大会のギャラは2000万円。夏の大会で優勝すれば賞金5000万円!冬の大会だと、なんと3億円!全部合計すると4億5000万円だーっ!」
ノリノリで皮算用を始める、オーナー!今まで散々商売で失敗してきた理由が、なんとなくわかるってもんだわ?この先、うまいことプロリーグに参加できても…書類手続きが〜とか、税金が〜とかワチャワチャしそうよね…!?