第18話「One eyewitness is better than ten hearsays.(一人の目撃は十人の伝聞に勝る)」

突然のトーマスの告白に戸惑う昴(Mr.ブラック)。NEXT市民に避難指示を出した避難施設にも『X』が出現、シュテルンビルト市長が責められる。 NEXTと非NEXTの分断が激しくなる中、ヒーローたちはビル破壊事件の目撃者からの情報を元に真犯人探しを始める。


「(昴)はいはい!どした?」
「(トーマス)突然すまない。僕、ヒーローを辞めることにした」
「…へ?」
「シュテルンビルトでは、だけど…」
「どういうことだよ!?」
いきなり結論から入るタイプの、トーマスくん!もっと丁寧に説明しないと、相手に勘違いさせかねないわよ?ただでさえヒーロー連中って、単純脳筋ヤローばかりなんだから…!?


「(トーマス)プレアデス市でヒーローやる」
「(昴)…え!」
「こっちはヒーロー活動停止だろ。向こうはそんなことないし、ヒーローの資格ある奴募集してたし」
「いや、だからって…」
「それに、バディシステムじゃないから僕に合ってる」
「はっ!?」
「1人なら、僕たちがこれまで抱えてた問題も起こらないだろ。プレアデスには、ルビーも住んでるし」
「ぅ…」
「兄妹の時間を取り戻すのも、いいかなって…君には感謝してる。妹に会わせてくれたこと…」
「…」
やっとバディらしくなってきたのに、なかなかうまくいかない『Mr.トーマス』!このままだと昴くんは、他のバディを探さなきゃならなくなるのかしら?サイアク、トリオ制を容認してもらえばいいんじゃない…!?