秋田の旅の話しを、
最初は、水の紹介から。

どんどん歴史が重くなっていくので、
最初に水で清めることから始めます。

秋田県仙北市にある美郷町。
「水の郷」と呼ばれています。

「横手盆地の東部にあり、
町の東側は奥羽山脈の山々が連なる。

 



丸子川やその支流が形成する六郷扇状地・千屋扇状地に位置し、
町内各所で地下水が自噴する。

とくに六郷扇状地扇端部は、
美郷町六郷として「水の郷百選」に選定されている。」


ということで、行ってみたかった所でした。

 



美郷町の章が印象的で。
ひらがなの「み」なのでしょうね。
素敵です。

真昼岳がすばらしくて~。
今回は、水だけではなく山々に魅了されました。

 

美郷町の湧水群は、
昭和60年 環境庁の「名水百選」
平成 7 年 国土庁の「水の里百選」
林野庁の「水源の森百選」
平成12年 建設大臣の「甦る水百選」
平成14年 読売新聞社「遊歩百選」
に認定されています。

 

 

 

 

ニテコ清水

 

駐車は、ニテコ清水の近くに停められます。

 

 

「名水庵」お店になっていました。

ちなみに、扇の家紋は佐竹氏の家紋で、

ここをおさめた藩主です。

 



「明治天皇巡幸のとき、ここの水を差し上げた
ということから「御膳水」として知られています。

 

 

 

 

 

ちょっと、京都の賀茂神社のようで。

とてもきれいな清水。

 

 

 

樹のそばに清水が湧きでています。

飲めます~。

 

 


この名水を使った「ニテコサイダー」が
喉が渇いていたから、美味しかった~♪

秋田のご当地サイダーとも言われ、
1902年から続く歴史があります!!

 

 

 
 
湧水太郎の方へ向かいます。
 
 
 

諏訪神社

 

御台所清水へ向かう途中に神社がありました。



美郷町六郷本道町。
羽後國總鎭守秋田諏訪宮。

後で調べたら、歴史ある神社でした。

 

 

 
祭神は、
建御名方富命と
八坂刀女命


治水も行った優秀な
開拓の夫婦神です!指差し


 
「802(延暦21年)坂上田村麻呂が
ヤマトタケルの偉業を追慕し創建したと伝わる。

その後、1384年~二階堂氏が荒れていたと
社殿を再建、六郷付近二十数か所村の鎮守府とした。」
 


日本海は、諏訪と菅原道真信仰が多いですね。
 


坂上田村麻呂の伝承が多いのですが、
日本海の方へは、マロはきていないので、
副将軍「文室綿麻呂」が「拂田柵(ほった柵)」を造営したと
伝わるため、綿麻呂が功績をたたえるために、
田村麻呂にしたとの説があります。
(ただ、秋田・青森まで目指していたことはある)
 


東北のいたるところに明治天皇、
の、隣に菅江真澄・・・

菅江真澄をもっと立派にしましょう~。
 
 
雪が多いところなので、
神社や社はすべてこんな風に、雪よけのカバーのため、
外観がわかりませんでした。

「御伊勢堂川」
伊勢なんですかね。
 
 
神社の裏をぐるっとめぐると湧水があります。
(諏訪清水をみるの忘れた・・・)
 
 
ここで看板を発見。
いやいや、た~くさんあります!
 
 
全部は観れませんでした。
7,8箇所くらいしか見られなかったかな。
 
 
諏訪神社の裏
 

キャペコ清水


名前がかわいい。

 


「由来を語るものはいないが、キャペまたはキャッペは方言で

巨大なホーデンの意味である。

 

2つ並んでいるところ、あるいはさらにその形態から名づけられたものか。

その巨大なものに東北地方特有の末尾にコをつけたのは

文脈から言えばおかしいが、これも愛敬のうちであろう。」

(データーベースより)

 

 

 

 

さて、町散歩はつづく。

 

 

御台所清水

 

 

生活に使われた水。

町の台所と言われるため、「御台所清水」とつけられたそうです。

 

 

いいよね~。

 

 

ずっと諏訪神社の方へ流れています。

 

データーベースより

 

「『月の出羽路』の絵詞に「瓢(ふくべ)清水即ち御台所清水也」
とあり、瓢清水の別名があったようだが、現在では「御台所清水」
だけが通り名となっている。

 

菅江真澄によると「御憩館のみかしぎ(お炊事)料に汲み、御茶
の水にもめし給ひしよし也」と「台所」の解釈をしている。」

 

 

※春の頃の御台所清水 飛び出すハート

 

次は、水の文化館へ。

Part2へ つづく

 

文屋綿麻呂については、こちらの記事、

後半に書いてます。

マロは、綿麻呂に託した。

参考に。