年末・年始合宿終了! | TOHOKU i-SKI BLOG

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東北大学医学部スキー部のBLOGです。アルペンスキー・クロスカントリースキーを専門に取り組んでいる医学部の競技スキー部です。このBLOGを通して、近況報告や連絡などしていこうと思います。今後もみなさんのご支援・ご愛顧のほどよろしくおねがいします☆

明けましておめでとうございます!!2024年もよろしくお願いいたします!!!

と言いたいところですが、今年は喪中であるため新年の挨拶は控えさせていただきます。何卒ご容赦いただければと思います。

 

最近めっきりと寒くなってきましたが、これを読んでいる皆さんはバカほど元気にお過ごしのことと思います。

※本文章はやや不適切な表現がありますので、理解した方のみお読みください。一点ものにつき、苦情や返品交換は受け付けておりませんのでご了承ください。

 

今年はエルニーニョ現象が顕著に現れ、雪不足に本当に悩まされるシーズン入りとなりました。

個人的にはスキーシーズンは17年目となりますが、雪がダントツで最も少ないシーズンとなっています。

会場選定にも幹部全員が非常に頭を悩ませたシーズンとなりましたが、今年はアルペンは天元台、クロカンはライザでの合宿となりました。また一年生は全員アルペンに参加する形を取りました。

 

わたくしは生まれた時から2024年まで生きられた暁には「棚ぼたを期待しない」をモットーに生きると決めていたのですが、強運に恵まれ、わたくしの日頃の行いの良さを痛感する年となってしまいました。わたくしの都落ちを期待していた部員の方々は申し訳ありません。

 

ところで「不幸中の幸い」ということわざを皆さんはご存知ですか?人生を豊かにするか、辛いまま生きていくのかの鍵を握るのは"曲解込みで"この言葉だと思っています。もちろん不幸なことは誰にでも起こりえます。しかしその状況の中でも良かったことはあるのではないでしょうか。

例えば先輩から注意をうけてしまうこと、わたくしを含め出来の悪い下級生の間ではよくあることかと思います。しかし、その後のマインドが非常に重要です。先輩から注意を受けてしまったという事実だけを捉えて悲しみ続けるのか、それとも先輩も心を鬼にして注意することで自分を良くしてくれようとしているんだと感じるかどうかだと思います。

 

今回の合宿はあまりの雪不足のため会場が2回もの変更があったため宿も抑えられず、開催できるかどうかさえも危うい状態でした。

しかし蓋を開けてみると、田沢湖ではポールははれず、秋田八幡平は圧雪車の故障により、コースクローズという二つもの難を逃れた年となりました。天元台でしか合宿ができなかったことを悔やむのではなく、今ある中での最高の環境でトレーニングできたことと認識できるかどうかがQOLを大きく分けているのかもしれませんね。

 

昨年の天元台についての研究論文(2023/2/8投稿)をお読みになった方も多いかと思いますが、もう一度天元台に行くことへの恐怖心も少なからずありました。しかし、残念なことにそうも言っていられる状況ではありませんでした。

案の定、初日から特大ストームに見舞われ、コーチのみが山頂に取り残されてしまう形となりました。ロープウェイの動く見込みがなく、残された幹部たちで、コーチ1人を山頂に置き去りにし、部員全員は別のスキー場に移動し数少ない練習時間を確保するか、コーチの帰還を待つという不毛な時間を過ごすのかという究極の投票が行われました。そしてまさしく行動に移す寸前で、奇跡的にロープウェイが動いたため、地獄のような決断を下さずにすみました。ロープウェイが動いて一番嬉しかったのは寂しがり屋のコーチだと思われます。

 

そして今回最も特筆すべき事項は部員誰に聞いても宿泊先だと考えております。今回の宿泊先、何がすごいかというと難聴な上にろくに動けないおじいちゃんが1人でやっている宿ということ。しばらくはおじいちゃんの難聴のモノマネが部活内でのトレンドを飾りました。もちろんそんなんで切り盛りできるわけもなく、昔からそのおじいちゃんにお世話になった常連さんがご飯の準備などの手伝いをして成り立っている宿でした。しかもなんとJNS(常連ネットワークシステム)が存在し、毎日違う常連さんが交代で遠方はるばるやってくるという異例の光景を目にしました。

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。武田信玄はこの状況を予言していたのでしょう。

 

そして今回一番の幸いだったポイントは大地震が1/1に起きたこと。というのも本来、1/2に私たちは秋田から新潟経由で菅平に向かう計画でした。その地震が1日ずれていたと思うとちょうど新潟のあたりで重なっていたかもしれません。

被災された方も多いなか、お悔やみ申し上げますが、ここでは部員の無事のみを喜ばせてください。

今回のことも、日本海側の航路として大打撃を受けたことにより、移動時間は大幅に伸びてしまいましたが、全員が無事であったことは非常に喜ばしいことだと思います。

 

年始合宿の菅平では早朝練習で4:00という朝なんだか夜なんだかわからない時間に叩き起こされたり、毎日寝言を言いながら放屁をしている人がいたり、不思議なことは色々と起こる合宿でしたが、大きな問題が起こることなく選手たちも非常に有意義なトレーニングができたことと思います。これから北医体が近づいてくるので、それに向けた調整ができたのだろうと信じています。

 

シーズンに入り、年度末や大会も近づいてくる中、精神面で不調を来す方も多いと思いますが、このような「不幸中の幸い」をテーマに物事をもう一度見つめ直してみると、悪いことの中では意外にも最善だった、なんて可能性があるかもしれませんね。

わたくし個人としては棚ぼたではなく実力で競技の成績に限らず良い結果を日常的に出していきたいと思っております。

本年もよろしくお願いいたします。

 

ちなみにカバー写真は初売りのティッシュ詰め放題にて47個ものポケットティッシュを詰め込んだ卑しい部員(330円)special thanks for ReiRei

 

小生、忙殺されており、そろそろ過労死レベルなので辞世の句で締めさせていただきます。

 

あさボケて

昼まで寝たいが

仕事あり

悪い大人は

今日も健在