今朝出社の際に春先にみたキタキツネの2頭を目撃しました。
100メートル以上離れていますが、こちらを警戒しています。
お産が近いのでしょうか。
哺乳類科学誌の1984年に発行された「キタキツネの繁殖形態における多様性」
という学術論文によれば、お産と産後、子育て期においてはオスメスの2頭が
関わるよりもメスメスの2頭の割合が多いと報告されています。
今朝見た2頭は実は春先に見たオスメスではなくて子育てに向け
メスメスのペアの可能性があるということでしょうか。
論文中では子育て中のメスにとってオスの存在はむしろストレスに
なっている可能性があるとも書かれています。
別の論文では不慮の事故で亡くなった母ギツネの代わりに、
子育て期の別の母ギツネが我が子共々面倒を見るという事例もあるそうです。
大変興味深い野生動物の生態を知るにつけ大いに興味が沸きます。
写真は今朝見た2頭のキタキツネ。
ものすごい警戒をしています。
スマホのカメラに気づいて逃げていきました。
産婦人科医師 I