当院では、帝王切開や無痛分娩、婦人科の開腹手術・腹腔鏡手術の術後鎮痛に、「硬膜外麻酔」による持続鎮痛を用いています。
持続で局所麻酔薬を投与するための携帯型の注入ポンプ(ディスポーザブル)なのですが、「PCA(patient-controlled analgesia)」という機能が付いています。
PCAとは、自己調節鎮痛法の略語で、痛みが強い場合にボタンをご自身で押してもらうと、一定の局所麻酔薬が投与されるものです。
新型「楽々フューザー」は、無痛分娩を意識して作られたもので、PCAの1回あたりの量や投与回数が工夫(改善)されています。
北海道で無痛分娩を行っている施設では、新型の「楽々フューザー」はまだ使用されていないと思いますが、当院の無痛分娩ではすでに使用しております。
妊婦さんにとっても、医療者側にとっても、「楽々」と感じる部分があり、今後、さらに期待される携帯型のPCA付き注入ポンプです。
医師 I